タックル問題で日大学長が会見(全文4)甲子園ボウルVから半年で何が起きたか
学生を守る立場なのに追い込んだことをどう感じる?
TBS:TBSテレビの藤森祥平と申します。よろしくお願いします。お話を伺っていまして、今回学生と監督、コーチの言い分が違うという中で、学生を守りながら成長させていくという教育者のお立場の観点から、この受け取る側の学生があれほどまでに追い込まれてしまった現状、ああいう言葉に会見に臨んだ、それを率直に伺ってどのように感じましたか。 大塚:ちょっと、相当、真面目な男なんだろうと思うんですね。非常に物事の取り組みが。それでそういう、なんて言うんですかね、自分で避けることができなかったのかというのが、非常に真面目に取り組む学生ではないかと想像するだけです。本人と細かくまだ話したことがないので、復帰してまいりましたら、彼の所属学部へ行って話を聞いてみようかなと思ってるのが、今の私の気持ちですけども。 TBS:今お話になって、真面目という点で言いますと、正直、言葉、監督、コーチの指導を受け取り過ぎていたという。 大塚:いや、それを躊躇したのが、なんかそこら辺がどういうふうに受け止めて、自分がこの春から、たぶん彼はレベルの高い選手だということはみんな承知してるところでありますので、そこの高みを、これからどうしていくのかっていうのの、それは先ほど言ったコミュニケーションみたいな、なるんですが、その辺のところがちょっと、真面目に取り組むという姿勢と、ちょっとなかなか精神的な状態がちょっとギャップがあったのかもちょっと良く分からないので、ちょっと直接会ってみようかなと思ってる。 TBS:それから今後については学生の言い分を聞いていくやり方が必要だと何度もお話しになっていますが、例えば今回のように、監督と直接選手がコミュニケーションを取る場面がほとんどないという、そういう現場での指導方法というのは、学長からどのようにご覧になりますか。 大塚:特にあのスポーツはそうだと私は思ってるんですが、同じ部と言っても役柄全部分担別で、ですからその取りまとめっていうのが監督になりますよね。ですから、監督は実はコーチなんかとちゃんとチーム作って、コーチで、コーチと話し合って、報告を受けて、周に何回か、1回か、どれぐらい行ってるか分かりませんが、見て、それで判断するんだと思うんで、本当に組織的なスポーツですので、なかなかアメリカンフットボールで起きたっていうのは、ほかのスポーツでどうなるのかっていうのはちょっと、まったく別の問題ではないかなと思っております。 ただ、アタックやる人はアタック専門、ディフェンスやる人はディフェンス専門、それぞれ別なコーチの下で育っていって、組み合わせて一流にするというようなスポーツであろうと僕は思ってるので、監督が内容的に全部、個人個人までつかめるかどうかっていうのは別の話かなと思ってます。