夢の意味を調べるのはダメ!ストレスで嫌な夢ばかり見るときの対処法
ストレスで嫌な夢ばかり見るときの対処法
ストレスによる夢から目を覚ますのは恐ろしい瞬間でもある。ある研究によると、悪夢を見ることが役立つ場合もあるが、それを予期していなかったり、悪夢を見る理由や背景を理解していなければ、強い不安感を引き起こすことがある。 夢で見たイメージがあなたを悩ませているなら、「自分を思いやるように」とリスター博士は伝えている。それが特定の感情を呼び起こす引き金になることもあれば、ストレスが睡眠に影響を及ぼし、脳が考え続けることで浅い眠りの段階(レム睡眠)に長く留まり、余計に疲弊することがある。だから、朝はなるべく自分の心を落ち着かせる時間を取るように心がけることが大切。 グーグルで夢の意味を検索するのも控えて。「あなたの夢の解釈を他の誰かがすることはできません。夢には重要な意味をもたらすシンボルなど存在せず、それぞれの夢はその時点でのあなたにとってユニークなものとなります。月曜日にドラゴンの夢を見たからといって、火曜日も見たドラゴンの夢が同じ意味を持つことはありません。その意味は常に変化し、時間とともに進化していくものです」とマサーズ医師。 リスター博士は日々のストレス管理を勧めているが、常に簡単なことではないため、代わりに混乱や悲しみの瞬間を、平穏や喜びでバランスを取るようにしてみよう。「起きている時間と寝ている時間が繰り返されるということは、起きている時間の過ごし方が夢に影響を与えているということです。日中に楽しくリラックスして過ごす瞬間も、夢の一部に反映されます」 そしてもっとも重要なのは、奇妙で不愉快で狂気じみた夢を見ることを「よいこと」だと捉えること。「こうした夢はマインドが出来事を処理するための自然な在り方です。ストレスの夢を見ないほうが問題ですから、むしろ奨励することです」とマサーズ医師。 睡眠中に処理が行われている感情を特定するために、夢を書き留める習慣が役立つと実感している人もいる。そこでマサーズ医師は、その日見た夢が自分に何を伝えようとしているのか、自分に必要なことは何かと自問するように推奨している。 夜中に悪夢にうなされるより、私は穏やかな夜を望んでいる。でも、こうした不気味な夢が私の苦悩を解消するために脳が取り組んでいる方法だと知れて、かなり安堵している。私のマインドと体が自分を守ろうとしてくれている、そして睡眠中に無料でセラピーを受けられている。こんなふうに捉えることができるようになったのは、私にとって非常に価値ある学びになった。 夢が平凡で、記憶にすら残らなくなったらなったで、私はルームメイトと見た夢を語り合う朝の時間が、きっと恋しくなるだろう。 ※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。