「累計17億本」売れた、誰もが良く知る「国民的チョコレート菓子」…じつは少しずつ「微妙な変化」を続けていた!
企業とのコラボ。有楽製菓が大切にしていること
ブラックサンダーは、これまでたくさんの商品(企業)とコラボをしてきました。例えばミスタードーナツやファミリーマートです。コラボをするということは、それぞれの商品の良さを引き出し、さらにレベルアップしたコラボ商品を作っていくことになります。ただ全く新しいものというよりは、商品の良さや特徴を活かすようにしているそうです。 例えばファミリーマートのコラボでは「ブラックサンダー チョコレートフラッペ」が販売されました。2022年4月に第1弾が販売され、2週間で累計販売数190万杯を突破する大ヒット商品になりました。2023年の第2弾では、ザクザク感をアップ。そして2024年の第3弾ではチョコ感200%超え(23年ブラックサンダーフラッペ比)の商品に。とはいえ今回のフラッペでブラックサンダーの持つザクザク感が失われることはありません。ファミリーマートのフラッペの中で、どうやってブラックサンダーを表現していくのかは、絶対に譲れない部分だからです。もちろんフラッペのコンセプトもあるので、お互いに意見を出し合い最高の一品に仕上げていきます。「イナズマ級の飲みごたえ」は両社にとって譲れない部分のぶつかり合いで生まれたものなのでしょう。 参考:「歴代販売数No.1!イナズマ級に売れたフラッペが今年も登場「ブラックサンダー チョコレートフラッペ」9月17日(火)より発売!~ザクザク濃厚!チョコ感200%超えでさらに濃厚な味わいに~」 さらに2024年11月12日からは、チロルチョコとのコラボ商品も販売に。まさに夢のコラボと話題になっています。 ※コラボ商品は売り切れの場合があります。
コンビニ、スーパー、100円ショップ。売り場を変えている理由
ブラックサンダーは、コンビニやスーパー、そして100円ショップでも買えるようになり、「いつでも食べられるお菓子」となっています。実は売り場を変えると共に商品のラインナップも違っています。ブラックサンダーが最も売れるのはコンビニで、通勤時間やランチタイムに買われることも少なくありません。そのためコンビニでは1個43円(税込)の、一般的にブラックサンダーと聞くと想像する大きさのタイプが並んでいます。 一方スーパーやドラッグストアには大袋のファミリータイプの「ブラックサンダーミニバー」の品揃えがよくなっています。購入するのは主婦層。1袋にたくさん入っていてお得感がありますし、1つ1つが小さめになっているので食べやすさもあるからです。 100円ショップに関しては販売の形態が違っています。例えばダイソーでは3個で108円(税込)で販売(1個の場合は税込43円。プレミアムシリーズは2個で税込108円)。3個まとめて買うと1個当たりの価格はコンビニよりも安くなっているのです。並んでいるブラックサンダーの種類も多いので選ぶ楽しさもあります。今食べたい味をちょっぴり安い価格で買えるのが、100均スタイルです。
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