【ABC特集】800人の村民の医療を1人で支える ”へき地”医療に従事する医師に密着 奈良・下北山村
人材確保ために見学ツアーを実施
11月、村の外から診療所に看護師や看護師資格を持つ人たちが見学にきました。県の看護協会などが企画したツアーです。奈良県看護協会はへき地医療の情報発信や就職先の紹介などをする事業を今年新たに始め、人材確保の強化に乗り出しています。 (参加者) 「なんでもしないといけないだろうと思っては来ましたけど。本当に幅広い」 「村の人は医療を求めているので、必要はあるなと すごく感じました」
こうした活動が実を結ぶのはきょうや明日のことではありません。下北山村診療所にはこの日も、田口先生を頼って患者さんはやってきます。 (田口先生)「患者さんが自分の家族だったらどうするのか? というところを主軸に置いて考えるようにはしてます。自分の家族だったら、その医療をされて納得できるのかどうかというのは常に頭に置いて。納得できない医療は展開すべきでないと思っているので」 800人の“家族”の思いに寄り添う村でたったひとりの医師。持てる力を尽くして、へき地の医療を支えています。
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