職場のネット環境が悪化し、業務効率が大幅に低下しました。ネット環境の悪化による残業はすべきですか? できれば定時で帰りたいです…。
定時で帰るためのポイント
急なトラブルで残業を強いられているときの対処法を解説します。定時帰りを守りたい方は、以下の方法を試してみてください。 ■業務の優先順位を決める 定時で帰るには、当日中に終わらせるべき業務の優先順位と業務を早期に終わらせるためのスケジュールが必要です。ネット環境の悪化で業務効率が落ちた以上、既存の体制でなんとか対処するほかありません。 急なトラブルで業務の優先順位が煩雑化している可能性もあるため、部署またはチーム内でミーティングを行い、現体制でできるスケジュールを組みましょう。残業をゼロにはできないかもしれませんが、ノー残業デーの捻出程度なら期待できます。 ■全体の業務量を見直す 今回のケースではネット環境の悪化が原因で業務効率が低下しています。そのため、1日にこなせる業務量には限界があるでしょう。 また急に無理な残業を従業員に強いると体力やパフォーマンスも落ちるため、全体の業務量を一度見直したほうがよいでしょう。
残業よりもトラブルの早期解決が重要
急なトラブルによって残業前提の仕事に変わると、従業員のモチベーションが低下する事態は避けられないでしょう。法律上は一定の残業時間を課しても問題ありませんが、長時間の残業が常態化すると離職者が発生するかもしれません。短期的な残業は仕方ありませんが、上層部はトラブルの早期解決に努める必要があります。 出典 日本労働組合総連合会 労働相談Q&A e-Gov法令検索 労働基準法 (第三十六条③) 厚生労働省 知っておきたい働くときのルールについて 中央労働災害防止協会 労働安全衛生法 第七章の二 快適な職場環境の形成のための措置(第七十一条の二-第七十一条の四) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部