「山本由伸2世」へ ソフトバンク・ドラ1村上泰斗が入団合意「奪三振王、沢村賞とりたい」
ソフトバンクからドラフト1位で指名された兵庫・神戸弘陵高の村上泰斗投手(17)が1日、神戸市内で入団交渉し、契約金8000万円、年俸800万円で合意した。記者会見では「奪三振王と沢村賞を取りたい。一番の目標」と意気込んだ。(金額は推定) ■元タレント夫人と腕組みハニカミ2ショット【和田毅秘蔵写真】 最速153キロを誇る右腕は、二つの目標を掲げた理由を「勝てる投手がもらえる称号」と説明した。球団には「(現ドジャースの)山本由伸2世になってほしい」と言われたことを明かして「そうなれるように頑張りたい」と沢村賞3度の右腕を脳裏に描いた。 中学時代は控えの捕手で、高校で本格的に投手に転向した。浮き上がるような直球が持ち味で、阪神の藤川新監督が現役時代に代名詞とした「火の玉ストレート」が理想の球筋。日米通算245セーブの神髄にも迫れれば、まさに鬼に金棒だ。 ドラフト前の球団の計測で、直球の回転数はプロ野球平均を超える数値を計測。福山アマスカウトチーフは「体ができてきて、平均球速が150キロほどになれば、2軍じゃ誰も打てなくなりますよ」と太鼓判を押す。 来年1月の新人合同自主トレに向け、週3日でトレーニングジムに通うなど体づくりに励んでおり、12球団屈指の球団施設を使う日を心待ちにする。既に見学もしており「最新機器で自分を高めるのは好き。早くやりたい」と心躍らせた。(大橋昂平) 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社