『バッチバチに撥水させたい!』雨の日の視界を劇的に改善、ガラス撥水剤の選択と施工のコツ~Weeklyメンテナンス~
雨天時の視界確保で便利に機能してくれるのがガラス撥水剤だ。フロントウインドウに定期的に施工することで雨を細かな水滴にして滑り落として視界を確保する機能はすっかりおなじみ。そんなガラス撥水剤の選び方&施工の注意点をあらためてチェックしてみた。
◆数多くあるガラス撥水剤の違いはどこだ?
ガラス撥水剤はすっかりカー用品の中でも定番のアイテムになっている。洗車時やドライブ前にフロントウインドウに対してガラス撥水剤を施工するユーザーも多い。
目的はもちろん雨天時のノーワイパー走行だ。ガラス撥水剤を施工したフロントウインドウは雨水が小さな水滴になり、ある程度の速度で走行するとスルスルと水滴が滑り落ちて視界が確保できるのがメリット。ワイパーを使うこと無くクリアな視界になるので愛用者も多いケミカルとなっている。
すでにガラス撥水剤を体験済みのユーザーも多いだろうが、新たにガラス撥水剤を用意する場合には少し気にして欲しいのがその種類だ。カー用品店にはガラス撥水剤のコーナーができていることも多い。各社のさまざまな商品が並んで、どれを買ったら良いか迷ってしまうほどだ。そこで、チョイスのひとつのポイントにしたいのがシリコン系とフッ素系に大きく分かれる溶剤の違いだ。パッケージなどに表記されていることも多いのでまずはこれを手がかりにしてチョイスすると良いだろう。
それぞれにはガラス撥水剤としての基本的な機能が備わっているので、どちらを選んでもしっかりとガラス撥水の機能を果たすのだが、ある程度使い慣れてくると好みの機能が分かれがち。そこで2種類のガラス撥水剤のタイプを好みで選んでみよう。
まずはシリコン系の最大の特徴は撥水剤に大切になる水をはじく性能に優れている点だ。ガラスに付着した雨水がポロポロと水滴になる、それが走行風を受けてスルスルと流れ落ちる性能に優れている。ただしフッ素系に比べて耐久性では劣るので長く効果を発揮できないのもシリコン系の特徴。耐久性能は使用環境によって大きく異なるが効果がキープできるのは2カ月程度を目安に考える。少しでも高い撥水効果を引き出したいならばシリコン系が合っているだろう。