アビスパ福岡のGK永石拓海が負傷交代 脳振とうの疑い 長谷部監督「なんでこうなるんだろう」
◆明治安田J1リーグ第36節 C大阪1―0福岡(9日、大阪・ヨドコウ桜スタジアム) ■勝利の女神がチャント熱唱【写真】 アビスパ福岡のGK永石拓海が前半終了間際にアクシデントで交代した。相手が出してきたロングボールに対応しようとした際、C大阪のルーカスフェルナンデスと空中で激突。両者とも担架で運ばれ、脳振とうの疑いがあるとして交代した。永石は大阪府内の病院へ搬送されたという。 長谷部茂利監督は試合後の会見で開口一番「一番は永石の状態がたいへん心配です。試合のことよりも、ああいうことがあると本当に気持ち悪いというか、なんでこうなるんだろうという思いがあります」と憔悴(しょうすい)気味に案じた。意識はあったが、長谷部監督は「鼻血が結構止まっていなかった。私は映像を見ていないのでどういうふうにああいうふうになったのか。だいぶ疲弊しているというか、言葉も発することができない状態だった」と心配した。 永石は5月17日の練習中に左側下顎を骨折、全治3カ月と診断された。9月21日の磐田戦で復帰してから、J1リーグではクラブ初となる4試合連続無失点を記録。前節の柏戦も1失点に抑え、チームの勝利に貢献していた。
西日本新聞社