料理家・栗原はるみ「野菜がたくさん食べられる」スープレシピ
日々の食事の中で、たくさん食べたいのが野菜。 12月2日発売の料理家・栗原はるみさんのパーソナルマガジン『栗原はるみ』最新号は、気軽にたくさん食べたい「野菜料理」の特集。 【写真】毎日元気な77歳の料理家・栗原はるみさんが「普段食べている食事」とは? 寒い季節に作りたくなる、野菜がメインの煮込み料理や、簡単でびっくりするほどおいしいドレッシングや副菜、おやつ、そして残り野菜を使った料理も紹介しています。 定番から気楽なものまで、意外な野菜のおいしさに出合えるはず。 今回は、8号の別冊付録『毎日、スープ』から、野菜をたっぷり食べられるスープのレシピを3つご紹介します。
1 ミネストローネ
私が若いころ、夫とよく通っていたイタリアンレストランで知ったこのスープは、家で何度も作った思い出の味です。ベーコンを加えるともっとおいしいけれど、今回は野菜だけで気軽に作ってみました。 ●材料(作りやすい分量) 玉ねぎ…½個(100g) 大根…100g にんじん…½本(80g) ズッキーニ…½本(80g) 赤パプリカ…¼個(50g) セロリ…30g キドニービーンズ(水煮)…1缶(固形量230g) にんにく(つぶす)…1片 オリーブ油…大さじ1 チキンスープ(下記)…カップ3 ※またはコンソメスープの素(顆粒)小さじ1を湯カップ3で溶いたもの ホールトマト…1缶(400g) 塩・こしょう…各適量 パルメザンチーズ…適量 ●作り方 (1)玉ねぎは1.5cm角に切る。 (2)大根は皮をむいて1.5cm角に切る。 (3)にんじんは皮をむいて1cm角に切る。 (4)ズッキーニは1.5cm角に切る。 (5)パプリカは種とわたを除いて1.5cm角に切る。 (6)セロリは筋を取って1cm角に切る。 (7)キドニービーンズは汁けをきる。 (8)鍋にオリーブ油とにんにくを熱し、香りが出たら(1)~(6)の野菜を加えて炒める。全体に油がまわったらスープ、トマト缶を加え、中火で煮る。 (9)大根とにんじんに火が通ったらキドニービーンズを加え、塩、こしょうで味をととのえる。 (10)器に盛り、パルメザンチーズをおろしかけ、好みでフォカッチャを添える。 野菜は少し大きめに切ったものをさっと炒めて、食感を残すくらいが好み。レシピと同じでなくても冷蔵庫にある残り野菜で作ってみてください。 スープ皿に盛ったらパルメザンチーズをたっぷりすりおろしていただきます。これにふわふわのフォカッチャを添えて食べるのが好きです。 チキンスープのとり方鶏がら1羽は水で洗って水けをよくきる。大きめの鍋に湯をたっぷり沸かして鶏がらを入れ、煮立ったら約2分ゆでてざるにあけ、水で洗う。鍋をきれいにして鶏がらを入れ、新たに水1Lを注いで火にかける。煮立ったらあくを取り除き、弱火にしてふたをずらして約1時間煮る。火を止め、キッチンペーパーやさらしを敷いたざるでこす。