料理家・栗原はるみ「野菜がたくさん食べられる」スープレシピ
2 かぶのポタージュ
チキンスープで煮込んだかぶのとろとろスープ。 ポーチドエッグをのせて、バルサミコ酢をたらして仕上げました。 気軽なスープも盛りつけによって、レストランのようになります。 ●材料(4人分) かぶ…5個(正味350g) 玉ねぎ…30g バター…20g チキンスープ(上記参照)…カップ2 ※またはコンソメスープの素(顆粒)小さじ1を湯カップ2で溶いたもの 塩・白こしょう…各少々 ポーチドエッグ(下記)…適宜(4個) 生クリーム…適宜 バルサミコ酢…適宜 ●作り方 (1)かぶは茎を落として皮をむき、6等分のくし形切りにする。 (2)玉ねぎは1cm角に切る。 (3)鍋にバターを熱し、玉ねぎを入れて透き通るまで炒め、かぶを加えてさらに炒める。全体に油がまわったら、スープを加える。煮立ったら弱火にしてふたをし、かぶがやわらかくなるまで7~10分煮る。 (4)火を止め、ハンドブレンダーなどでなめらかになるまで混ぜ、塩、白こしょうで味をととのえる。 (5)器に盛り、好みでポーチドエッグをのせ、生クリームとバルサミコ酢をかけ、仕上げに白こしょう適量(分量外)をふる。 ポーチドエッグ小鍋に湯を沸かし、酢少々を加えて卵1個を割り入れる。1分30秒~2分、そのままさわらず半熟状に火を通し、ゆで汁をきる。 玉ねぎとかぶを焦げないようにさっと炒めたら、チキンスープを加えて弱火で煮ること7~10分。竹串をさしてやわらかくなっていたら、あとはブレンダーにかければ完成です。
3 白菜とひき肉のスープ
残った白菜をきざんでひき肉とにんにくとともに炒め、パスタを加えて食べごたえのある具だくさんスープにしました。 くたくたになるまで煮てもいいですし、食感を残しても。白菜のやさしい甘みにほっとします。 ●材料(作りやすい分量) 白菜…400g 豚ひき肉…200g にんじん…50g にんにく(みじん切り)…大さじ1 パスタ(スパゲッティーニ)…50g チキンスープ(上記参照)…カップ4 ※または鶏がらスープの素(顆粒)小さじ2を湯カップ4で溶いたもの サラダ油…大さじ1~2 薄口しょうゆ…小さじ2~3 塩・こしょう…各適量 片栗粉・水…各小さじ2 粉山椒…適宜 ラー油…適宜 ●作り方 (1)白菜は1cm角に切る。 (2)にんじんは1cm角の色紙切り(薄切り)にする。 (3)パスタは手で3~5cm長さに折る。 (4)片栗粉を水で溶き、水溶き片栗粉を作る。 (5)鍋にサラダ油を熱してにんにくを炒め、香りが出たらひき肉を加えて炒め、軽く塩、こしょうをする。にんじん、白菜を加えてさらに炒め、油がなじんだらスープとパスタを加える。煮立ったら中火にし、パスタがやわらかくなるまで5~7分煮る。 (6)もう一度よく混ぜた水溶き片栗粉を加えて混ぜ、軽くとろみをつけて薄口しょうゆ、塩、こしょうで味をととのえる。 (7)器に盛り、好みで粉山椒やラー油をかけていただく。 パスタは短く折ってから野菜と煮込むので、時間もかからずとろみもつきます。パスタをそうめんにかえても。その場合は七味や粉山椒をふって、すだちを搾って酸味を足して。 12月2日発売予定の『栗原はるみ』9号では、他にもクリスマスやお正月など、人が集まる季節に作りたい料理や、プレゼントや持ち寄りにぴったりな一皿、そしてお菓子のレシピなどが、盛りだくさん。 気楽なお酒のおつまみのレシピをまとめた別冊付録、そして毎年人気の「2025年カレンダー」など、1年のはじまりにふさわしい一冊です。 ぜひご覧ください! 構成/『栗原はるみ』編集部