「iPad」久々の新モデル登場、買い替えるべきか否か 性能、薄さ、軽さ以外の「隠れた新機能」
バッテリーは消耗品のため、長く使っていくと必ず劣化するもの。特に性能の高いiPad ProやiPad Airは、3年、4年と使い続ける可能性が高い。バッテリーの交換費用はiPadを新しく買い直すよりはるかに安いが、持ち運んで故障したときの保証まで考えれば、AppleCare+には入っておいたほうがいいだろう。 ■書類のスキャンに役立つ「フラッシュ機能」 処理能力やディスプレーなどが前世代のモデルから大幅に向上したiPad Pro(M4)だが、唯一、カメラだけは超広角カメラがなくなり、シングルカメラになってしまった。この点だけは、スペックダウンしたところと言えるかもしれない。
ただ、iPhoneのように片手で収まる端末ではないため、どちらかと言えば、iPadで写真を撮る人は少ないだろう。カメラも、QRコードの読み取りや、メモアプリでの書類スキャンのために利用することが多いはずだ。 このようなiPadの用途を踏まえ、iPad Pro(M4)では超広角カメラの代わりに、新たな機能が搭載されている。それが、「アダプティブTrue Toneフラッシュ」だ。これは、被写体が自然に明るく写るよう、フラッシュを自動で調整する機能のこと。メモアプリで、書類を撮影するときのための機能だ。
iPadは本体サイズが大きいため、真上から書類をカメラでスキャンしようとすると、どうしても光量が少なくなってしまう。iPad自身が、光をさえぎってしまうためだ。一方で、通常のフラッシュを使って撮影すると、光が強くなりすぎて書類が不自然になってしまう。アダプティブTrue Toneフラッシュは、こうした問題を解決するために導入されたものになる。 と言っても、利用方法はとても簡単。まず、メモアプリを起動して新規メモを作成する。画面上部にカメラのアイコンがあるので、ここをタップし、表示されたメニューから「書類をスキャン」を選択する。