【プロ野球100人分の1位】直球No.1は読売ジャイアンツの守護神・大勢投手「他の投手と違う動きをする」ストレート 現役選手100人に独自調査2024
第2位:10票/今井達也(西武)
変化球部門でスライダーが1位に輝いた西武の今井達也(26)が、直球部門でも2位にランクイン。 「表現で表すと自分はピュッて感じですけど、たっちゃんの場合はズドーンっていうか」楽天・早川隆久投手(26) 「力感がないというか、軽く投げてるように見えて150km/h後半くらいを投げてくるんで、フォームと同じスイングをしてたら当たらない」オリックス・森友哉捕手(29) 「本当に力感が全然ないんで、なんか気づいたら差されているっていう感じです」ロッテ・角中勝也外野手(37) 今井達也の力感のないフォームを、現役時代、当時日本最速の158km/hをマークし、剛速球でファンを沸かせた五十嵐亮太さんはこう分析する。 五十嵐亮太さん: 「力感がないっていうのはピッチャーとしてリリースまでの無駄が省けている。インパクトの瞬間だけに一気に力を伝えることができているので、そこはうまさだと思う。 ピッチャーは体重移動していくときに、速いボールを投げようとするとどうしても肩の開きが早くなる。 今井投手の場合は我慢しながらパンッとボールを離すことができているので、ボールへの力の伝わり方もいいし、バッターからしても見えにくいところから、いきなりボールが出てくる感覚だと思う」 今シーズン、今井達也のストレートは奪三振数が両リーグトップ。力感のないフォームで体の開きを抑えることで球界屈指の直球が生まれているのだ。 2024年ストレート奪三振ランキング 1位 西武・今井達也 64 2位 ソフトバンク・ヘルナンデス 63 3位 ロッテ・種市篤暉 62 3位 阪神・村上頌樹 62 (提供:データスタジアム)
番外編・第6位タイ:5票/佐々木朗希(ロッテ)
日本人選手最速のマックス165km/hを誇り、「スピードボール部門」で2年連続1位だったロッテの佐々木朗希(23)は、まさかのランク外となった。 「もう単純に、ちょっと規格外」オリックス・宮城大弥投手(23) 「スピード感的に一番速いし、アベレージもずっと150km/h台後半を投げる」阪神・才木浩人投手(26) 並み居るピッチャーがその速さに脱帽する佐々木朗希の直球だが、今回は6位タイという結果。 マックス160km/hを誇るゲラ(阪神)は11位、同じくマックス160km/hのケラー(巨人)とスチュワート・ジュニア(ソフトバンク)は16位。 やはりこの「直球部門」、スピードだけではランクインできないのだ。
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