あの可愛いヤツなら乗れそう…って思った小柄な人は大正解!ダックス125【165cmで足つきチェック】
2022年に登場したホンダ「ダックス125」は、かつて人気だったDaxシリーズが大きくなって復活したレトロスタイルが特徴。小さいタイヤに低いフレーム、小柄なライダーにも優しそうなスタイルが気になる人も多いハズ。実際に乗ってみて、足つきやディテールをチェックしてみた。 【画像】ダックス125の足つき&ディテールギャラリーで見る(20枚) 文/Webikeプラス 西田 宗一郎
ダックスフントみたいなシルエットを太いタイヤと低いフレームで実現!
ダックスの名前が初登場するのは1959年のことだが、当時からそのイメージはほとんど変わらない。何より特徴的なのが、プレス成型された独特の細長いフレームだ。一般的なバイクの燃料タンクをなくしたようなシルエットに加え、ファットサイズなタイヤを前後に装着。それでいてホイールサイズも小さいので、胴長~な印象だ。それが「ダックスフント」に似ていることから、名前の由来にもなった。 そんなダックス、当初は50ccのファンバイクとして人気を博しつつ、1979年に一度生産を終了。当時はミニサイズのバイク人気がとても高く、ダックスに似たバイクも多く各社から発売されていた。ところがダックスには根強いファンが長く残り、1955年にはかつてのスタイルをもとに、性能や仕様を強化して復活。つまり、今回紹介する現役のダックス125は、2度目の復活を遂げた姿なのだ。 そんな現在のダックス125だが、特徴的なスタイルはそのまま。プレスフレームや分厚いロングシート、アップマフラー、そしてワイドサイズのタイヤで、往年のファンも納得のレトロかわいいスタイルを実現している。しかし排気量は、当時の50ccから大きくアップした123ccの原付2種となった。これは「モンキー125」に先行して採用されている空冷単気筒エンジンをベースにした、最高出力9.38PS(6.9kW)を発揮するパワフルなもの。このためスタイルこそ昔のままながら、車体は全体的にひとまわり大きくなり迫力が出た。高速道路にこそ乗れないが、最高速度は60km/h、二人乗りもできるようになったので、大きくタフになったのは当然だ。