欧州中部で記録的大雨被害 チェコの約100カ所に洪水警報
ビェラー・ポト・プラジェデム/ロウチュナー・ナト・デスノウ、チェコ、9月17日 (AP) ― 欧州中部を横切る低気圧が数日間にわたり記録的な大雨を降らせており、オーストリア、チェコ、ポーランド、ルーマニアの一部で洪水が発生した。 これまでにルーマニアで7人、ポーランドで5人、チェコ3人、オーストリアで1人の計16人の死亡が確認されている。 ポーランド国境沿いのチェコ東部の村では15日、大規模な洪水が発生。 ベラ川が氾濫し、ビェラー・ポト・プラジェデムとロウチュナー・ナト・デスノウの村が、深刻な浸水被害を受けている。 チェコのほとんどの地域が大雨の影響を受けており、当局は国内約100カ所に洪水警報を発令した。しかし、ここ数日で最大の降雨量を記録したのは、ポーランド国境に近いイエセニキー山地を含む北東部の2カ村で、状況は最悪だと報じられている。 フィアラ首相は15日、チェコ公共テレビに「人命救助に集中しなければならない」と語った。 政府は16日、閣議を開き、被害状況を調査することになっている。 (日本語翻訳・編集 アフロ)