ポルトガルとトルコで山火事 トルコでは5カ所で延焼中
マデイラ諸島、ポルトガル/ムーラ県、トルコ、8月17日/18日 (AP) ― アフリカ北西沖のポルトガル領マデイラ諸島で発生した制御不能の山火事は8月18日、出火から5日目を迎えて依然として燃え続けている。 3カ所で炎上する火災が人口密集地域に燃え広がったため、少なくとも100人が安全な場所に避難した。 ポルトガル本土から応援の消防隊が派遣されたが、高温と強風、急峻な地形などの影響で消火活動は困難を極めている。 一方、トルコ南西部にある人気の避暑地ムーラ県のヤタガン地区とウラ地区で8月18日未明、2カ所で森林火災が発生した。 数十機の航空機と地上車両が両現場に派遣され、現在300人近い隊員が消火活動に当たっている。 トルコの災害緊急事態管理局によると、この1週間に全国で130件以上の火災が発生。また、農林省によれば、大半の火は消し止められたが、18日の朝の時点で、トルコ西部の5カ所でまだ火災が続いているという。 さらに、林業総局は、トルコ西部の天候を理由に、今後10日間は屋外で焚き火をしないよう警告し、山火事の危険性が70%高まると警告している。 (日本語翻訳・編集 アフロ)