ドラフト指名の社会人No.1&高校No.1左腕 吉田聖弥投手と高橋幸佑投手の意外な共通点とその急成長に迫る!
吉田投手の意気込みと意外な特技は…
吉田投手自身が語るセールスポイントは、力感のないフォームから、生きたボールを投げられること。実際の投球を見た荒木雅博氏も「チェンジアップが効いてくる投球」と太鼓判。吉田投手本人も球速表示以上に力のあるボールを投げられると自信を持って語った。 対戦したい選手はスワローズの村上宗隆選手で、日本最高峰の打者に自分がどれだけ通用するか試してみたいからという理由だ。 つけたい背番号は「47」で、野球を始めるきっかけとなった元ホークスの杉内俊哉投手の背番号に憧れがあるため。 取りたいタイトルは「沢村賞」と大きな目標を掲げているのが頼もしい。 吉田投手の意外な特技は、あだ名にバーバー吉田とつけられるほど得意な散髪。お母様が美容師だったこともあり、バリカンを持ってみたら意外と上手くカットできたので、楽しくなって続けたとのこと。サンドラのスタッフが実際に散髪してもらいつつ、ピッチングのコントロールの良さに影響があったのか聞くとそれは関係ないとのこと。 趣味は歴史好きから神社やお城を巡ることで、CHAGE and ASKAが好きなアーティスト、チームメイトからは「泣き虫」な面も報告されるなど、キャラクターとしても魅力を秘めている部分にも注目したい。
将来有望な高校生左腕の3年間での成長の理由とかわいい一面
ドラゴンズのドラフト5位指名、高橋幸佑投手は最速148キロの直球とスライダーが武器でU-18日本代表候補にも選ばれた将来性豊かな高校生左腕だ。神奈川県横浜市出身だが、北海道小樽市の北照高校に一般入試で進学した理由は、100、101回の甲子園大会を見に行き、それが縁で北照高校に入学したという。入学当時は、ハードな練習とホームシックで体重が20キロも減ってしまうほどで、一時は野球を続けることを諦めかけた。しかし、徹底したウエイトトレーニングと、夕食の後さらに唐揚げ弁当を食べる食トレでチームの中心選手に成長した。 120キロ前後だった球速は、148キロまで伸びた。北照高の上林弘樹監督も入学時から投球フォームに光るものを見出し、身体づくりに専念させた。フィジカルの完成に伴い自信もつけ、3年生になる頃にはチームの中心選手として頑張っていた。 八木智哉スカウトは、高橋幸佑投手の真っ直ぐの強さは高校生左腕トップレベルで、1日でも早く先発の軸となるように頑張ってほしいと評した。 高橋幸佑投手:「高校の先輩には、齋藤綱記投手がいるので、齋藤投手のように一軍で活躍できる投手になりたいと思ってます。とにかく体をまだまだ大きくしたいので、どうしたら体が大きくなるのかということと、ランナーが出たときに落ち着いて投球できるかというのもきいてみたいなと思います。」 練習で使用しているグローブは斎藤投手からのプレゼントで、部屋着にしているドラゴンズのシャツも斎藤投手が実際に使用していたもの。着ると気持ちが入るとのことで入団前から意識を高めているが、就寝時のスタイルはバッティンググローブをアイマスクに、カワウソのぬいぐるみを抱き枕に眠るスタイルで可愛らしい一面も。そんな一面に、荒木氏は早めにホームシックを体感したので入団時はホームシックもなく頑張れるのではと優しいお父さんのようなフォロー。自然と温かく応援したくなるキャラクターなので、見守られつつ成長してほしい。