「イタリアの宝石」モニカ・ベルッチ、セクシーすぎる美脚を惜しみなく披露!
ずっと存在を無視されていた60代の女優たちの居場所がようやく出来たのでしょうか?
ええ、何歳になっても演じる場があるのはとてもラッキーです。2023年に公開されたフランス映画で、50歳以上の女優に与えられた役はわずか9%でした(フランス女優男優協会(AAFA)の調査「Tunnel de la comédienne de 50 ans(50歳の女優の苦難の道)」による)。まだ道のりは長いですが、0よりましでしょう。40歳をすぎると、一部の傑出した例外を除き、女優としては終わりでした。いまや例外が増えています。これからは例外が当たり前になっていくのかもしれません。女性の寿命が伸び、社会で働き、母親となり、自分も大切にする。そんな女性が増えています。成熟した女性は美しく、生き生きとした女性らしさも持っています。もっと活用すべきでしょう! それに彼女たちは若い女性たちとの「クッション」役なんです。60歳の私が80歳の友人と話をするのはとても有益なことです。経験豊かな話のおかげで自分の悩みを相対化でき、冷静な態度で落ち着かせてくれます。歳を重ねて適切な言葉を知る女性たちの果たす役割は、社会に不可欠なものです。
あなたはアイコンとみなされていますが、そう呼ばれることを拒否しているのはなぜ?
自分がそう思っていないからです。その言葉が持つ距離感に共感できません。好きなことを思うがままにしていきたい。イメージというものは非常に危険です。誰もが同じように受けとめるわけではなく、常になんらかの投影だからです。大切なのは自分が感じていることであり、日々の真実です。本当の人間関係、コミュニケーション、私たちの人間性を定義するもの。本質的にイメージは真実になりえません。イメージはただうまく操り、出し抜くしかないのです。 『ビートルジュース ビートルジュース』ティム・バートン監督。日本劇場公開日は9月27日。
text: Christelle Laffin et Barbara Baumel (madame.lefigaro.fr)