広島が札幌に圧勝して勝ち点1差の2位 最終戦逆転Vで「シャーレ掲げる!!」
◇明治安田生命J1リーグ第37節 広島5―1札幌(2024年12月1日 エディオンピースウイング広島) 広島が札幌に5―1で快勝した。広島は勝ち点68とし、首位・神戸を1差で追う。8日の最終節はG大阪(パナスタ吹田)と対戦する。 直近は下位の湘南、京都、浦和に3連敗。ノーゴールが2試合続いた攻撃陣がこの日は爆発した。前半8分、カウンターから左サイドのMF東俊希(24)が絶妙クロスをFW加藤陸次樹(27)に通す。DFの裏を走っていた加藤は右足で合わせるだけで良かった。42分に同点にされてもツキは残っていた。アディショナルタイム、右サイドからの東のFKは前線の誰にも当たることなく、ワンバウンドしてそのままゴールに。勝ち越して折り返したことで後半のゴールラッシュが生まれた。先制弾の加藤は「シャレーを掲げましょう!!」とヒーローインタビューでサポーターに逆転優勝への思いを訴えた。 ミヒャエル・スキッベ監督(59)は「前半は緊張感のある試合だったが、後半は自分たちの圧力が勝って、こういう差で勝つことができた。しばらく点が取れていなかったが評価できる結果だ」と振り返る。MF青山敏弘(38)とMF柏好文(37)がセレモニーで逆転優勝を語っていたことに触れて「その前に木曜日の試合(ACL2・東方戦)には2人とも頑張ってもらいたい。足が持つまで走ってもらいます」とジョークを交えて話した。「来週、大阪でもいいサッカーを見せたいと思います」と逆転優勝の野心を示すことも忘れなかった。