「金利のある経済」に移行する日本の変化とは、「MASAMITSU 日本株戦略ファンド」運用責任者に聞く
――今後の運用方針は?
大木 日本がインフレ経済に入り、「明確に金利のある経済」に移行していく中、日本株は引き続き堅調な相場が続くと考えてよいと思っています。また、欧州ECBが利下げに動き、米国も金利のピークアウト感が出てくると考えられることから、欧米でパフォーマンスの悪かった中小型株にもファンダメンタルズを評価する動きに戻っていくと考えられます。日本株もこの数年は中小型株に厳しい相場でしたが、しっかりと業績を伸ばしている企業が評価される相場に戻ってくるでしょう。
今、世の中では世界の大型株に投資する「全世界株式(オール・カントリー・ワールド・インデックス)」に連動するインデックスファンドが人気ですが、2018年ごろからのインデックスファンドのパフォーマンスには、1ドル=110円前後から1ドル=160円近辺まで進んだ円安のゲタを履いていることを忘れてはならないと思います。今後、日本の金融政策が正常化に向かい、日本の金利も上昇する中では、いつまでも現在の円安が続かないでしょう。大型株を主力にした海外インデックスファンドには、大型株優位の相場の転換と円高への転換という2重のリスクが潜在していることを意識した方が良いと思っています。
「MASAMITSU 日本株戦略ファンド」は、日本経済の変化を捉えた投資戦略をしっかり押さえることでインデックスに勝るパフォーマンスを愚直にめざし続けます。
ウエルスアドバイザー