「あ、昇進するなら辞めます」若者の新常識のなぜ 上司が「昇進を受けてもらう」ためにできる工夫
その場合、昇進前の段階から昇進後の業務を少しずつ経験してもらい、自信をつけてもらうと、スムーズに昇進してもらいやすくなります。 また、昇進を拒む場合はその理由を把握し、その理由に応じて次のことを伝えることができれば昇進に応じてもらいやすくなります。 ・業務量が多すぎる場合、サブリーダーを設けて業務を分担してもらうこともできる ・昇進後、上司が相談役として関わるので相談したいことは遠慮なく相談していい
・責任を1人で抱え込もうとせず、上司と連携して一緒に進めていこう ・昇進後、どうしても耐えられないようなら、また元のポジションに戻すこともできる そして、昇進後は実際にこれらのフォローを行い、業務の経験を重ねてもらうと、残業しなくても業務をこなせる体制を作ったり、人間関係のストレスの耐性がついたりすることで、昇進後の業務もこなせるようになっていきます。 「昇進したくなかったです。だから辞めます」 そういった離職を防ぐために、まずは相手の考え方を理解し、その考え方に沿ったキャリアアップの支援をしていただければと思います。
そのうえで本記事が参考になれば幸いです。
藤田 耕司 :経営心理士、税理士、心理カウンセラー