ジープの代名詞「ラングラー」新型発売。予想外のプライスダウンはZ世代へのアピールとシェア拡大が狙い
安全性能の面でも、新型はより進化している。これもラングラー初となるサイドカーテンエアバッグをフロントおよびリアに採用。従来のデュアルエアバッグとサイドエアバッグと連携することで、事故など万一の際に、フロントからリアシートまで広範囲をカバー。可能な限り乗員を保護する工夫が施されている。さらに、ウインドウには、コーニングゴリラガラスも新採用する。これは、スマートフォンにも採用されるという強化ガラスだ。オフロード走行も重視するモデルだけに、新型ではウインドウの強度なども考慮した改良が施されている。
加えて、センターモニターには、12.3インチ タッチスクリーンも全グレードに標準装備。従来モデルが8.4インチタイプだったから、かなり大型化された印象だ。さらに、モニターには、独自のインフォテイメントシステム、最新の第5世代「Uconnect5」システムも搭載。アップルカープレイやアンドロイドオートに対応することで、スマートフォンとセンターモニターを連携することが可能で、音楽や地図など、さまざまなアプリを大型画面に表示し、使用することができる。
■価格を下げた理由とは? 新型ラングラーは、比較的リーズナブルなエントリーモデルを追加し、従来あるグレードの価格を下げたこともトピック。新型モデル各グレードの価格(税込み)は、以下のとおりだ。 ・アンリミテッド スポーツ:799万円 ・アンリミテッド サハラ:839万円 ・アンリミテッド ルビコン:889万円 従来、エントリーモデルの位置付けだったアンリミテッド サハラの先代モデルは、価格(税込み)870万円。新設定のアンリミテッド スポーツは71万円も安い設定だ。また、新型のアンリミテッド サハラも先代比で31万円下がっている。また、アンリミテッド ルビコンも、先代モデルの価格(税込み)は905万円だったから、新型は16万円ほど安くなった。