アンダルシア州で大規模洪水 マラガで1時間70ミリの豪雨
ベナマルゴサ、スペイン、11月14日 (AP) ― スペイン東部バレンシア州を襲った鉄砲水で220以上が死亡し、数千件の家屋が甚大な被害を受けた壊滅的水害から2週間たった11月13日、今度は南部アンダルシア州マラガで大規模な洪水が発生し、公立学校が休校となり、列車の運行が停止された。 地中海のリゾートの道路は冠水し、グアダロルセ川流域に住む約3000人が、予防措置として自宅から安全な場所への退避を強いられた。 スペインの気象予報会社は、マラガ一帯に赤色警報を出し、1時間に最大70ミリの非常に激しい雨が降ったと発表。 東隣のカタルーニャ州タラゴナ県でも大雨が降り、赤色警報が出されている。 マラガの天気予報は、13日に予定されていたビリー・ジーン・キング杯テニス大会のスペイン対ポーランド戦の開始を遅らせた。 スペインに影響を及ぼしている暴風雨は、暖かい空気が停滞した冷たい空気と衝突し、強力な雨雲を形成することによって引き起こされる。 専門家によれば、気候変動によって干ばつと洪水のサイクルが増加しているという。 (日本語翻訳・編集 アフロ)