【特集】「『完治という言葉がない』と言われ絶望」“体操のひろみちお兄さん”こと佐藤弘道さんを突如襲った『脊髄梗塞』 下半身麻痺による過酷な闘病と死すら考えた“どん底”の日々…支えとなった家族との絆と、妻・久美子さんが初めて伝える想い
Q.現在、どこまで回復されましたか? (佐藤さん) 「今は、ある程度、普通に立てます。左足のほうに麻痺が多いので、たまに足を引きずることもありますが、もう座ったり立ったりするところまでは回復しました。ただ、腰回りは神経が全く通っていないので、触ってもわからないですし、後ろのポケットに物が入っていても全くわからないです」 Q.歩く時は、杖などを使われるんですか? (佐藤さん) 「今は一切使わないです」 Q.医師から「完治という言葉がない」と言われた中で、そこまで回復したのは、佐藤さんが凄いからですか? (佐藤さん) 「お医者さんには、やはり持ち前の運動神経があったので、回復がここまで早かったと言われました。ただ、まだ両足ともしびれていますし、肌の感覚も6~7割しか戻っていないので、お風呂に入っても、下半身と上半身の温度の差がわかりません。あと、平衡感覚がないので、バランスを取るのが難しいです」 Q.そういったことも、今後リハビリで戻していくんですか? (佐藤さん) 「大きな神経がバッサリ切れてしまったので、これからは、周りにある小さな神経をどんどんつなげる作業をしていく感じです」 Q.佐藤さんのようにリハビリを頑張れば回復する、というお手本を示していただきましたよね? (佐藤さん) 「リハビリは、頑張れば頑張るほど良いと思います。ただ、まだ排泄機能などもきちんとできないので、これからそういったところのリハビリも、頑張っていかなければいけないと思っています」
また、「脊髄梗塞は、あまり知られていない病気。今回の経験を生かして、啓発活動をしていきたい。同じ境遇にいる人たちの希望につながれば」と想いを語ります。 (佐藤さん) 「脊髄梗塞は、10歳ぐらいの小さなお子さんからご高齢の方まで発症されています。でも、脳梗塞・心筋梗塞は保険が効きますが、脊髄梗塞は難病指定もされていないので、自腹です。今後は、できれば脳梗塞・心筋梗塞の中に脊髄梗塞を入れていただいて、保険対象にしていただけたらいいなと思います。そうなれば、今後の皆さんのためにも少しはプラスになると思うので、こういった活動をしていきたいと思っています」 (「情報ライブ ミヤネ屋」2024年9月12日放送)
【関連記事】
- 【独自取材】「捜査員カッコ良かった」「やってないもん(笑)」『紀州のドン・ファン殺人事件』初公判 元妻・須藤早貴被告を最も知る人物が語る“素顔” 最重要ポイントは「覚醒剤がどのように入ってきたか」
- 【独自解説】六本木クラブ襲撃事件、“人違い”による殺人事件が起きた背景…リーダー格とされる元『関東連合』の“残虐王子”、その人物像とは?「人を引き寄せるものが強くあった」
- 【なぜ?】イルカが泳ぐコバルトブルーの海に“中国製タバコ”が大量漂着 密輸の可能性も?すでに約650カートン回収も、被害は九州沿岸各地に…専門家指摘「外交ルートで対応を求めたほうが良い」
- 【独自解説】ノルウェー王女・自称霊媒師の新婚夫妻がお騒がせ!「世界の注目浴びたハリー&メーガンを狙っている」称号を悪用・ネトフリと独占契約・実の親とバトル…批判殺到の内容とは―
- 【独自解説】「喜んでイギリスにお返ししたい」トランプ氏二男がヘンリー王子・メーガン妃夫妻の強制送還を示唆⁉さらに、今度はコロンビアへの“偽ロイヤルツアー”に批判殺到「行く必然性も全くない」