港区タワマン生活から投資損失3500万円、全財産失った30代 生活水準を下げて「取り返す」
「強い意志を持って、投資に回す金額をきちんと最初に決めておくことが何よりも大事」
投資・資産運用は成功と失敗の繰り返しでもある。新NISAの導入などによる投資ブームが過熱を見せる中で、自身による壮絶な失敗の体験を通して、アーリス機長さんが伝えたいメッセージがあるという。 「メッセージは2つあります。1つ目は、資金管理を徹底することです。私は、いつの日からか、含み損が膨らむごとに、100万円単位で貯金をどんどん切り崩すようになり、しまいには生活資金にまで手を付けてしまい、ほぼ全財産を失ってしまいました。ダメだと思っていても、やってしまいました。強い意志を持って、投資に回す金額をきちんと最初に決めておくことが何よりも大事だと思います。それができないと、いつかは破滅してしまうと思います」。そして、2つ目は「ポジポジ病(常に取引をしてしまう心理状態)は怖いということです。勝ち試合にだけ臨む覚悟が必要だと思います。負け試合の数が増えてしまうと、1つの負け試合をきっかけに、損切りできず、破滅につながっていく未来がいつか来てしまう気がします」。説得力が響く。 アーリス機長さんは投稿で、「FXでお金を失ったので引越します 涙ををそそるトワイライト この景色ももう最後 必ず復活する アディオス」と書き込み、タワマンの夕暮れの情景とともに、再チャレンジを力強く宣言した。 手持ちの資産は悲惨な状態でもある。「8月5日の強制ロスカットで残った全資産はたったの20万円です。生活するのすら厳しい状況なので、まずは生活水準を下げ、コツコツ貯金をしたいと思います」。 ここから掲げるキーワードは「逆転」だ。「ある程度のお金が貯まるまでは、少額でもFXは辞めずにトレードを続け、勝ち癖を付けたいと思っています。まずは金額ではなく勝つことにこだわりたいと思っています。逆転のチャンスをうかがいます」と語気を強める。 捲土重来に向けて「『FXで失ったお金は、FXで取り返してやる!』と考えています」と誓いを立てた。
ENCOUNT編集部/クロスメディアチーム