子どもが飽きやすいので習い事の「無料体験」ばかり試しています。小さい頃から何年も続けている人が多くいますが、どうやって習い事を決めたらいいのでしょうか?
子どもの習い事を決める際、多くの親が一度は頭を痛めたことがあるでしょう。現在はスイミングやピアノ、英会話のようなスタンダードな習い事から、プログラミングのようなこれから需要が高まる可能性がある習い事までさまざまな教室があります。「子どもが飽きっぽいので、無料体験ばかりはしごしている」と悩む方もいるかもしれません。 本記事では、子どもの習い事を決めるポイントや無料体験を利用するメリットも紹介します。 ▼「3人目3万円」に思わぬ落とし穴! 2024年12月に前倒しになった「児童手当拡充」の注意点
子どもの習い事の決め方は?
子どもの習い事は、子どもの興味を第一に考えたいと思っている方も多いでしょう。しかし、子どもは小さいほど興味の対象がコロコロ変わります。また、子どもの興味を最優先した結果、親のサポートが追い付かない場合もあるでしょう。 本項では、子どもの興味を第一に考えつつ、親の負担を少しでも軽くして長く続けられる習い事の選び方を紹介します。 ■子どもの興味や関心があるものが一番 子どもの習い事は、本人が興味や関心のあるものを選ぶことが基本です。スポーツなどの分野によっては「親の強いすすめで始めたけれど、結果を出した」といったケースもあります。しかし、親がすすめた習い事より、興味があるものを選んだほうが長続きするでしょう。 近年はスポーツや音楽のようなスタンダードなものから、ダンス、絵画、プログラミングなどさまざまな習い事があります。最初は、町内会や自治会が主催している安価な教室から始めて、興味が続くならもっと専門的に習うといったステップを踏んでもよいでしょう。 なお、スポーツや音楽は「小さい頃から習ってないと素質が開花しない」といった意見もあります。しかし、現在はある程度大きくなった子どもが楽しむために、スポーツや音楽、絵画などを教える教室も増えました。子どもが習い事に興味を示さないようなら、もう少し成長を待ってみてもよいでしょう。 ■予算や送り迎えの負担も考慮する 文部科学省が発表した「令和3年度子供の学習費調査の結果について」によると、学習塾以外の子どもの習い事にかかる年間の費用は、幼稚園で3万4000~12万9000円、小学校では10万7000~34万6000円と幅がありました。学年や住んでいる地域、通っている学校が公立か私立かなどによっても、平均が変わってきます。 高い費用をかければ子どもが満足し、技術が向上するとは限りません。子どもにかけられる費用のうちどこまで習い事に配分できるか考えて、予算を決めましょう。 また、子どもが小さければ送り迎えも必要です。習い事の時間や距離によっては親の負担が重くなるので、できるだけ負担を減らしたいなら家から近い場所で習い事を探しましょう。