町田 優勝の可能性わずかにつなぐ 6試合ぶり勝利 MF相馬勇紀のCK直接弾など3ゴール
◆明治安田J1リーグ▽第36節 町田3―0FC東京(9日・国立) 3位の町田はFC東京に3―0と完勝し、11日に試合を控える首位神戸との勝ち点差を4とし、わずかながら優勝の可能性をつなげた。前日8日には黒田剛監督の来季続投を発表。ここ5試合は持ち味の堅守や迫力のあるサイド攻撃が影を潜めていたが、この試合では攻守で町田らしさが戻った。国立をホームとした今季の試合では、4試合目で初勝利となった。 この日は基本布陣の4―4―2ではなく、3―4―2―1のシステムを採用。右ウイングバックのMF望月、シャドーに入ったMF相馬が積極的に両サイドから仕掛けた。前半15分、日本代表GK谷のロングキックに韓国代表FWオセフンが競り勝ち、FWエリキがゴール前でキープ。エリキのラストパスを、3列目からゴール前に進入したMF白崎が今夏の加入後初ゴールを決めて先制した。 後半4分、前半から左サイドで何度も縦に仕掛けていた相馬が、切り返しから右足でファーサイドへ。このクロスを白崎が折り返し、ゴール前でフリーとなったオセフンが押し込んで2点目。さらに同34分には相馬のCKが直接ゴールへ。相馬にとっても今夏の加入後、町田での初ゴールとなった。
報知新聞社