大掃除で綺麗にしたい場所 1位は「レンジフード・換気扇」 ハウスクリーニングのプロがスキルを伝授
モップなどの掃除用具のレンタルやエアコンクリーニング・家事代行サービスといったハウスクリーニングで知られる株式会社ダスキン。同社が発表する『ダスキン 2024年末 大掃除実施意向調査』では、全国の20歳以上の男女計2080人を対象に大掃除の予定に関する調査を実施しています。その中で「最もキレイにしたい場所と、家族の分担・担当して欲しい掃除場所」の1位となったのがレンジフード・換気扇でした。なかなか綺麗にすることが難しい場所ですが、どのように掃除すればよいのでしょうか? 同社広報の平野和代さんに聞きました。 【写真】ハウスクリーニングのプロ・ダスキンが伝授する「お掃除テクニック」 ☆☆☆☆ 【フィルターや羽など、取り外し可能な部品の洗い方】 (1)シンクの傷つき防止のためぞうきんを敷いたのち、レンジフードのフィルターや羽などを外して入れる。 (2)40~50℃の湯をフィルターや羽が浸かる程度に溜め、酸素系漂白剤を製品に書かれている通りに溶かす。目安はお湯2リットルに対して8g。※シンクにそのままではなく、ゴミ袋にいれてもOK。 (3)漂白剤溶液を作るため、ここに台所用洗剤をティースプーン1~2杯程度加える。こうすることで、台所用洗剤の中に含まれる界面活性剤が汚れをはがれやすくする役割を担う。汚れた五徳・受け皿・グリルなどもいっしょに入れておくと、同時に掃除ができて効率的。 (4)15~20分ほど放置した後、シンクの栓を外して漂白剤溶液を流す。汚れが残っている場合はスポンジで汚れを擦る。漂白剤溶液を流すことにより、排水口内の汚れも落とせる。 (5)フィルターや羽に水をかけながら汚れや漂白剤を洗い流し、シンクの内側も洗う。 (6)乾いたぞうきんで、水気を拭き取る。 【レンジフードなど、取り外しができない部分の洗い方】 (1)油がこびりついている場合は、ヘラや割りばしなどであらかじめ削り落とし水に浸して固く絞ったぞうきんに油汚れ用洗剤をスプレーして拭く。または、漂白剤溶液に浸し固く絞ったぞうきんで拭く。 (2)水に浸し固く絞ったぞうきんで汚れや洗剤分を拭き取る。 (3)汚れが残っている場合は、汚れている部分に油汚れ用洗剤または漂白剤溶液を塗り、上から手早く汚れの部分よりも大きめにカットした台所用ラップを貼りつける。より洗剤が浸透させたい場合は、液剤を含ませたキッチンペーパーの上からラップを貼ると効果的。 (4)10~15分ほど放置した後、ラップを剥がし水に浸し固く絞ったぞうきんで汚れを拭き取る。 (5)水に浸し固く絞ったぞうきんで汚れや洗剤分を拭き取る。 ☆☆☆☆ 年末に掃除しきれなかった場所の汚れを落とし、すがすがしい気持ちで一年を過ごしたいものですね。 (取材・文=迫田ヒロミ) ※ラジオ関西『Clip』2024年12月25日放送回より
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