路上で意識朦朧の80代女性を助けた高校球児 冷静な判断の裏に野球部での活動の成果 警察官からの熱いラブコール「やらないで後悔するより…」
野球部引っ張る水澤さん「周りと協力する習慣が救助につながった」
新潟第一高校野球部の富樫信浩監督は、水澤さんについて「口数こそ多くはないが、プレーでチームを引っ張る中心的存在。キャッチャーとしてチーム全体をよく見て、特にピッチャーへの声かけは冷静で目を見張るものがある」と話す。 野球で培った冷静さや視野の広さが、今回の救助につながったのかもしれない。 水澤さんは「自分はチームプレーの競技なので、状況を見て、周りと協力する習慣が今回の救助につながったと思う。当時、警察官は本当に素晴らしい迅速な対応で自分も安心した。これをきっかけに警察官も志して視野に入れたいと思う」と話した。 また、取材中に桑原巡査部長も高校時代にソフトボール部でキャッチャーとキャプテンを務めていたことが水澤さんに伝えられた。 桑原巡査部長は、水澤さんの言葉に当時の自分を重ね合わせ「将来の選択肢の一つにしてもらえたら」と背中を押した。
最後の夏…夢の甲子園へ!「何事も自分から積極的に」
水澤さんの海志という名前には「海のように広い視野で、志のある人に育ってほしい」という思いが込められているという。 その願い通り、野球でも私生活でも、人への思いやりを忘れず、夢に向かってひたむきに努力できる人柄が感じられた。 水澤さんは4月から3年生。最後の夏の大会で甲子園をつかみ取るべく練習に励むという。 「今後も何事も自分から積極的に、少しでもおかしいなと思うことがあったら、見て見ぬふりはせずに自分から声をかけたい」 (NST新潟総合テレビ)
NST新潟総合テレビ
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