日本人選手たちが好発進!「オリンピック予選シリーズ(OQS)」上海大会 女子スケートボードパーク種目
大会結果
優勝 アリサ・テルー (オーストラリア) / 91.16pt 2位 開 心那 (日本) / 90.18pt 3位 四十住 さくら (日本) / 87.02pt 4位 イサドラ・パチェコ (ブラジル)/ 86.77pt 5位 長谷川 瑞穂 (日本) / 86.20pt 6位 ドーラ・ヴァレーラ (ブラジル) / 85.36pt 7位 ブライス・ウェットスタイン(アメリカ合衆国) / 83.78pt 8位 ルビー・テルー (オーストラリア) / 28.00pt
最後に
今大会で印象に残ったのはOQSが放つ独特な緊張感が選手たちに与える影響だ。まず本決勝の戦いの前に世界ランキング2位の草木ひなのが決勝進出を逃すなど今までの予選大会では見られなかった光景だろう。一方で決勝での緊張からかベストランを見せられなかった長谷川瑞穂など多くの選手がいつも以上にミスをしている様子でもあった。やはり1大会でパリオリンピック出場を左右するこの大会は選手たちにプレッシャーを与えているということ分かった。 次のブダペスト大会が本当の意味での最後の予選大会になる中で、いま一度現在の世界ランキングを振り返ってみる。実際今回の結果に応じて世界ランキング内でもいくつか変更があった。 まずは世界ランキング1位の開心那が2位になったことで352,000ptを保持し後続に大きく差を付けた。そんな開に続くのが今回の優勝で大きくジャンプアップしたアリサ・テルー(世界ランキング2位)、そして四十住さくら(世界ランキング3位)が着実に順位を上げている。 また今回決勝進出を逃した草木ひなのだが順位を2つ下げた世界ランキング4位を保っており、まだパリオリンピック出場は射程圏内に収めているので次のブダペスト大会での活躍に期待だ。そうして日本人内の出場枠争いで言うと長谷川瑞穂が世界ランキング9位までジャンプアップしたため、ブダペスト大会の結果によっては出場枠獲得も見えてくる。 まだまだ続く一発大逆転が起きうる「オリンピック予選シリーズ(OQS)」。世界から誰がオリンピックへの切符を獲得できるかが決まる次回最終戦だが、特に日本人国内枠である3枠を誰が勝ち取るのかに特に注目だ。