最少馬体重V記録のメロディーレーン引退 森田師「8歳牝馬でここまで頑張ってくれた」
JRA最少馬体重勝利記録を持つメロディーレーン(牝8、森田)が、現役を引退することとなった。 【写真】現役を引退することとなったメロディーレーン 18日、株式会社レックスのホームページで発表された。今後は岡田スタッドで繁殖馬となる予定。 今年5月のメトロポリタンS(7着)から休養し、来年1月6日中京の万葉Sを目標としていたが、15日に右前脚に腫れが見られ、エコー検査を行った結果、深屈腱付近を再度痛めていることが判明した。森田師は「もう8歳でしたからね。普通は5、6歳で引退なのに、牝馬でここまで頑張ってくれた。次はお母さんとして頑張ってもらいたい。僕はいつでも会いに行けるけど、厩務員がさみしいやろな」と伝えていた。21日に栗東トレセンから退厩する予定だ。 メロディーレーンは父オルフェーヴル、母メーヴェで、2歳下の半弟にはG1・3勝のタイトルホルダーがいる血統。3歳9月に338キロで1勝クラスを勝ったのがJRA史上最少馬体重勝利記録になっている。生涯成績は36戦4勝。19年菊花賞5着(京都芝3000メートル)、21年古都S(阪神芝3000メートル)勝利など、長距離戦線で活躍した。小さいながら、一生懸命に走る姿から「レーンちゃん」の愛称で多くのファンから愛されていた。21年には有馬記念(15着)にも出走したが、その有馬ウイークに現役を去ることが決まった。