40代、去年リアルに手放した服とその理由。「『まだ着られる』服は手放す」
分厚い洋服がメインとなる季節は、パンパンなクローゼットに悩んでいるという方も多いのでは。“服はあるのに着たい服がない″という方も多いですよね。ESSE フレンズエディターで、ライフオーガナイザーのさいきかよこさんに、「ラク」を優先して洋服を管理する方法、そしてすっきりクローゼットを保つためのコツを教えていただきました。
今季リアルに手放しを決めた服6選。その理由とは?
今季手放しを決めた服はトップスが4枚、ボトムスが2枚。それぞれに手放しを決めた理由があります。 写真の左から、黒色・ボーダー・ネイビーの3枚のトップスは、着心地が気になるため、手放しました。昨シーズンまでは着ていたものの、衿ぐりがあきすぎていて、着用時に常に気にしていたことや、身頃がゆったりしすぎて落ち着かなくなってしまったことが理由。左から4枚目のTシャツは落としきれないシミができてしまったことが理由です。 どの服も、数年間は愛用していたアイテムばかり。やはり衣類は劣化するため、愛用品こそ、ひざのあたりが傷んできたり、色あせてきたり、毛羽立ってきたり…など「手放しの合図」が出てきたら手放すルールに。 さらに、着心地は最優先に大事にしたいポイント。着たときに少しでも違和感を感じたら、手放す。私は、もっておく安心感よりも自分が心地よく過ごせる着用感や肌触り、洗濯のしやすさを優先したい。洋服を基準にした「まだ着られる」という感覚よりも、自分が「身も心もラク」という感覚を大切に洋服選びをしたいと思っています。
ものを増やしたくない、それでも買いたした服
逆に「ものをできれば増やしたくない」私が、今季それでも買いたしたアイテムもご紹介。トップス2枚、ボトムス4枚を買いました。 トップス2枚は無印良品のアイテム。手放した服にボーダーがあったため、よりよいものを探しました。ボートネックで、あきすぎない衿ぐり、やわらかい着心地(ピッタリ過ぎず、ゆったり過ぎない)、使いやすいグレーの色味。上からカーディガンなどを重ねてももたつかないのもうれしいポイント。それらをすべて満たしていたので購入を決心しました。納得してアイテム選びができたので、これは愛用品になるなと、色違いのネイビーも購入! グレーのボトムスはユニクロのもの。ワイドパンツを手放すので、更新版として。やわらかい素材で、履き心地がとっても気持ちいい。動きやすさもばっちり。こちらも濃淡違いでグレーを2色買いました。 黒いボトムスはGUのもの。「仕事用にも重宝しそう」など着用シーンがすぐ浮かび、私の体型にも合っていました。購入したものはどれも、自宅で気軽に洗濯できます。洗濯後もシワになりにくいし、扱いやすさも確認したいポイントです。
手放すと買いたす。バランスが大切
私の服も家族の服も、わが家の洋服選びの最優先事項は「着心地」。次に、洗濯のしやすさと扱いやすさ。そして手軽に更新できる価格。 子どもたちもすぐにサイズアップするし、私たちも無理してがんばるおしゃれは、もういらない。そんな4人家族の「今」ちょうどいいを大切にしたいから、「お気に入り」だけが並ぶクローゼットにしています。 少数精鋭の洋服たちが並ぶので、いつもすっきり。洋服選びも迷いません。愛用しては更新、を繰り返すのみです。とってもシンプルな仕組みで、複雑なことが苦手な私にも合っています。大掃除の前に、洋服の見直しをして、新年をすっきり迎えたいですね。
さいきかよこ