「人生の中で断トツの旨さ」 テレビプロデューサー・佐久間宣行を唸らせたシュークリーム2つ
数ある洋菓子の中でも、差し入れ、手土産の定番の地位にあるシュークリーム。気になるのは業界の差し入れ名人が贔屓にするお店。テレビプロデューサーの佐久間宣行さんにとっておきの2軒を紹介してもらいました。
テレビプロデューサーの佐久間宣行さんの差し入れルール
テレビ番組のプロデューサーをはじめ、演出家、放送作家、ラジオパーソナリティなど、縦横無尽に活躍する佐久間宣行さん。ゆえに、差し入れする・されることも頻繁な佐久間さんにとって、シュークリームとはどんな位置づけなのだろうか。 「昔からシュークリーム好きなんです。なじみのあるお菓子だから、どこで買ってもある程度おいしさが保たれている。それだけに結構みんなハードルが低いんだけど、なめてかかると度肝を抜かれることがあるんです。本当においしい店のシュークリームを渡すとびっくりされることが多いですね。でも日持ちしないし、持って行けても10個か20個。あとは、行き先の近くにおいしい店があるかどうか。最近だと、下北沢の劇場に行った際に三軒茶屋の〈パティスリーシュシュクリエ〉のシュークリームを持って行きました」 佐久間さんいわく、「条件が揃わないと持って行けない、特別な差し入れのひとつ」がシュークリームだそう。ご自身の好みは「カスタードと生クリームが入ってるやつ」で、コンビニから有名店までくまなくチェック。誰かに買って行く時は、事前に食べて味をジャッジする。差し入れした・されたアイテムは30代頃から全てメモに残していて、「あの劇場ならあの店、この打合せ場所ならこの店」と、エリアごとにリストアップしている徹底ぶりだ。
佐久間さんを唸らせた〝感動シュークリーム〞2軒
シュークリームは特別な差し入れのひとつと語る佐久間さんが思わず唸ったシュークリームを教えてもらいました。 「近年食べたシュークリームの中でも断トツの旨さだったのが、〈パティスリーリョーコ〉。シュー生地のサクサクとアーモンドのサクサクの2種類の食感を楽しめて、そのちょうどいいサクサクを突き破ると、たっぷりのクリームが詰まっていてそれがたまらなく旨い。卵がしっかり濃厚なのにバニラの風味もめちゃくちゃ立っていて、どっちも主張が強いんだけどマッチングしてる。味は濃厚なのにクリームが軽いバランス感も見事です」