米メディアが大谷翔平の2年連続MVP”確約”もなぜか本塁打数予想は4本減り42本でタイトル奪取オッズは16倍で4位
その上で現実的な予想として大谷に焦点を当て、「彼はまたやり遂げる。大谷は打率.276、42本塁打を打ち、投手として13勝4敗、防御率2.99として2012-13年のミゲル・カブレラ以来となる2年連続MVPとなる」と今季の具体的な数字を予想した。昨季の成績は、打者が打率.257で46本で、投手は9勝2敗、防御率3.18。今季からは「大谷ルール」が採用され、降板後にDHとして打席に立つことが可能になり打席数が増えることは間違いないが、なぜか本塁打数だけが4本減るという予想だった。 同メディアは、MVPと本塁打タイトルのランキング予想もオッズ形式で行っており、MVP部門では大谷が5倍でア・リーグのトップ予想。 続いてトラウトが5.5倍、昨季大谷と本塁打王争いをしてタイトルを獲得したウラジミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)が6倍、ワンダー・フランコ(レイズ)が19倍、カルロス・コレア(ツインズ)、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)の21倍と続く。 また大谷が最後に惜しくも逃した本塁打タイトル争いは、両リーグ合わせてのランキングでトップがゲレーロJr.の11倍で、続いてピート・アロンソ(メッツ)が13倍、ジャッジが15倍、大谷は4位で16倍となった。5位以下はジョーイ・ギャロ(ヤンキース)が17倍、トラウト、マット・オルソン(ブレーブス)、ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)が21倍となっている。 また元広島の鈴木誠也が大型契約で入団したカブスは22位で74勝88敗、プレーオフ進出確率は9.2%と予想。その理由の説明として鈴木の加入が取り上げられ「すべてがうまくいけば、鈴木は、パワー、四球、強肩を持ち込むことで衝撃的な補強となることを証明する」と評価した。 さらに「海外から来る選手の活躍を予想することは難しいが、鈴木はカブスのルーキーとして今シーズンは打率.287、出塁率.387、長打率.534で29本塁打の成績をもたらすと予想する」という数字を予想。「昨年日本で(打撃指標の)OPS1.069を残した完成された27歳(の鈴木)を新人王の議論の中に置くことは、もしかしたら不公平かもしれないが、鈴木には新人王を獲得する資格がある。そして万全な体調であれば、彼はその最有力候補だ」とも続け新人王獲得の最有力候補であることを指摘した。 鈴木が新人王を獲得すれば、日本人メジャーリーガーとして野茂英雄、佐々木主浩、イチロー、大谷に次ぐ5人目の快挙となる。 個人タイトル予想では、サイヤング部門のオッズランキングもあり、ダルビッシュ有(パドレス)がナ・リーグの12位タイで41倍とされている。ちなみに1位はマックス・シャーザー(メッツ)の6倍。ダルビッシュと同じく41倍オッズにジャック・フラハーティ(カージナルス)、ルイス・カスティーヨ(レッズ)、クレイトン・カーショー(ドジャース)が並んでいる。