米メディアが大谷翔平の2年連続MVP”確約”もなぜか本塁打数予想は4本減り42本でタイトル奪取オッズは16倍で4位
メジャーリーグの開幕(7日、日本時間8日)を前に開幕投手に指名された”二刀流スター”大谷翔平(27)への注目度が増している。 米スポーツ専門局のESPNは「2022MLBシーズンプレビュー:パワーランキング、プレーオフ進出確率、そして30チームすべてについて知る必要のあること」との見出しを取り、同局の専門家の意見をもとにしたシーズン予想を行った。チームの実力をランク付けし、1位はドジャースで101勝61敗でプレーオフ進出確率を97.3%。大谷が所属するエンゼルスは16位とされ82勝80敗でプレーオフ進出確率は36.6%と予想した。 すべてがうまくいった場合のシナリオとして「マイク・トラウトとアンソニー・レンドンが健康を保ち、メジャーで最も恐ろしい3人組として大谷に加わる。そこにジャレッド・ウォルシュ(2021年に打率.277、出塁率.340、長打率.509で29本塁打)が加わり、ものすごい4人組となる」と、怪我から復帰したトラウト、大谷、レンドン、ウォルシュが揃う打線を評価した。 投手陣に関しても「ここ数年は不運が重なったローテーションも良い方向に向かっている。大谷は素晴らしく、ノア・シンダーガードも素晴らしく、球界で最も素晴らしいチェンジアップを武器に昨年は被打率.215だった大穴のパトリック・サンドバルが力強い3番手となる。アストロズは、カルロス・コレアを失ってついに崩壊しエンゼルスがア・リーグ西地区を制する」とポストシーズン進出を予想した。 一方でチームの弱点としては、「投手陣を普通のレベルまで立て直した。あとはフィールドに残るスター打者たちの活躍次第。大谷、トラウト、レンドンの3人はメジャーで最も魅力的なパワートリオの1つとなるが、彼らが4月から10月までラインナップにずっと居座れるかがカギとなる。若手外野手のブランドン・マーシュや、ジョー・アデルの大化けが手助けとなることも確かだが、全体としてみれば、ロスターにはムラがあり、昨季は揃わなかったスター選手たちが出場可能になる必要がある」と指摘した。 また個人タイトルの可能性がある選手として大谷とトラウトの名前を挙げた。 「トラウトと大谷がもたらすものはおそらく野球界で最高の組み合わせだろう。大谷は疑いなく野球史で最も素晴らしいシーズンを残した昨季に満票でア・リーグMVPとなった。だが、忘れてはいけない。トラウトも間違いなく2010年代における最も支配的な選手でまだわずか30歳。ふくらはぎの故障で最後の4カ月余りを奪われることになるまで2021年シーズンはキャリア最高のスタートを切っていた」