トライアウトから1週間、“合格率”わずか2% 名手や元ドラ1にも届かぬ吉報
2023年は59人中2人が“返り咲き”
プロ野球12球団合同トライアウトが14日、ZOZOマリンスタジアムで行われた。元日本ハムの陽岱鋼外野手や元広島ドラフト1位の岡田明丈投手ら45選手が挑戦したものの、1週間が経ってもNPB入団を掴んだのはわずか1人。“合格率”2%とプロの厳しさを感じさせる結果となっている。 【映像】遅刻→土下座も虚しく退場… 必死に頭を下げる“トライアウト戦士” 例年、トライアウトからNPBへ復帰できる選手は相当に少ない。昨年は2016年新人王の高山俊外野手(阪神)ら59人が参加したが、井口和朋投手(日本ハム→オリックス)、吉田凌投手(オリックス→ロッテ)の2人だけだった。 21日、日本ハムは楽天から戦力外となっていた清宮虎多朗(せいみや・こたろう)投手と育成選手契約を締結したと発表した。清宮はトライアウトでは菅野剛士外野手(元ロッテ)を3球三振に仕留めるなど、投じた速球は全て150キロオーバー。菅野の打席で投じた154キロはトライアウト参加者で最速だった。 ただ、清宮以外ではまだ吉報は届いていない。37歳の陽はNPB通算1164安打、4度のゴールデン・グラブ賞の実績を誇るも、トライアウトでは4打席に立ち3打数無安打2三振に終わった。31歳の岡田は打者2人をオール直球で無安打、ソフトバンクから戦力外となった小林珠維投手も2者連続空振り三振の投球を見せた。 果たして、トライアウトから再び狭き門をかいくぐる選手は現れるだろうか。今後の去就にも注目が集まる。
Full-Count編集部