あまりにもガッカリ…。23/24シーズン、プレミアリーグ期待外れイレブン。残念な結果に終わった11人は?
SB:マックス・アーロンズ(ボーンマス) 生年月日:2000年1月4日 リーグ戦成績:20試合0得点1アシスト 昨夏にボーンマスは現在33歳のアダム・スミスと31歳のライアン・フレデリックスに代わる若いSBを求めていた。そこで白羽の矢が立ったのが、ノリッジで毎シーズンのようにフル稼働していたマックス・アーロンズだった。 彼の恩師ダニエル・ファルケが就任したリーズ・ユナイテッドとの争奪戦を制して若きSBを獲得することに成功したが、ノリッジ時代にデビューシーズンの2018/19シーズンから5季連続でフル稼働したツケが回って来たのか2度もハムストリングの負傷で長期離脱。その結果、チームの調子が上がってきた第12節以降は3度しか先発出場の機会はなく、シーズンを通して先発した試合では2勝3分8敗と大きく負け越した。 パフォーマンス面も不安定で、開幕直後こそスピードを活かした持ち上がりからチャンスを演出した場面もあったが、怪我での離脱以降はミスが目立つ結果に。チーム事情で左SBとして出場した第20節トッテナム戦では、慣れないポジションの影響もあったのかチームメイトとラインを合わせることができずに裏抜けを許して失点にも絡んだ。シーズンオフには今季の開幕戦時のコンディションに戻すことが最優先の課題になるだろう。
MF:カゼミーロ(マンチェスター・ユナイテッド) 生年月日:1992年2月23日 リーグ戦成績:25試合1得点2アシスト 昨季のカゼミーロの中盤戦以降のパフォーマンスは素晴らしかった。ピッチを縦横無尽に駆け回りボールを奪ったかと思えば、カラバオ・カップ決勝などの重要な試合でセットプレーからゴールネットを揺らす。昨今のマンチェスター・ユナイテッドに足りていなかった「勝者のメンタリティ」を持った選手だった。 今季も昨季と同じくスロースターターでなかなか調子が上がらない中、10月の代表戦で足首を負傷。2試合を欠場した後にニューカッスルとのカラバオ・カップ4回戦で復帰を果たしたが、この試合でハムストリングを負傷して1月末までの長期離脱を余儀なくされた。 昨季を見ればカゼミーロがコンディションを上げるのに時間がかかる選手というのは明らかで、復帰後もなかなか調子が上がらなかった。簡単に相手選手に前を向かせてしまうシーンが多く、ドリブルで抜かれる回数は1試合平均「1.57」から「2.20」へと激増した。ようやく調子を取り戻しそうだったシーズン終盤には、チーム事情の影響で本職ではないCBのポジションを任されたため、彼本来のパフォーマンスを見ることができずにシーズンが終わってしまった。