あまりにもガッカリ…。23/24シーズン、プレミアリーグ期待外れイレブン。残念な結果に終わった11人は?
CB:クレマン・ラングレ(アストン・ヴィラ) 生年月日:1995年6月17日 リーグ戦成績:14試合0得点1アシスト かつてクレマン・ラングレはバルセロナでレギュラーを務めていたが、その評価は毎年のように下がっている。今季ローン移籍で加入したアストン・ヴィラでも低調なパフォーマンスを連発して、サポーターの不満を買った。 ラングレがアストン・ヴィラに加入したのは昨夏の移籍市場最終日で、開幕戦で守備の要であるタイロン・ミングスが今季絶望の大怪我を負ったことを受けての緊急補強だった。そのため立場とすればエズリ・コンサ、パウ・トーレス、ジエゴ・カルロスに次ぐ4番手であり、プレミアリーグでは第18節シェフィールド・ユナイテッド戦が最初の出場となっている。 彼が出番を得られるようになった背景は第17節でパウ・トーレスが負傷したことが大きく、そこから12試合連続でスタメン出場を飾った。しかし、彼のように最終ラインから攻撃のスイッチを入れることができず、かと言ってミングスのような堅い守備力もない。言い方は悪いが攻守に“中途半端”だった。 それは結果にハッキリと表れており、パウ・トーレス出場時の平均勝ち点が「2.07」だったのに対してラングレ出場時は「1.29」まで下がる。得点も「2.08」から「1.71」、失点も「1.35」から「2.10」とすべてのスタッツが悪化しているのだ。これではアストン・ヴィラが買い取るはずもなく、今シーズン限りでバルセロナに復帰することが確実視されている。
SB:リース・ジェームズ(チェルシー) 生年月日:1999年12月8日 リーグ戦成績:10試合0得点2アシスト 今シーズンからリース・ジェームズは退団したセサル・アスピリクエタに代わってキャプテンに就任している。クラブ生え抜きの新主将として、経験の浅い若い選手たちにチームのカルチャーを伝えることやピッチ上でリーダーとして牽引する姿勢をみせることが期待されていた。 しかし、終わってみると立て続けのハムストリングの負傷により、わずか10試合の出場に留まる不甲斐ない結果に。副主将のベン・チルウェルも度重なる怪我のために長らくベンチを外れていたことから、本来リーダーとしての振る舞いが求められた選手たちがほぼいないという異常事態が続いた。 加えて出場した10試合のうち2試合で退場処分を食らっており、チームの足を引っ張る行為も散見された。特に酷かったのがブライトンとの第34節延期分で、ジョアン・ペドロに対する報復行為と捉えられてもおかしくない危険なタックルを犯したことで4試合の出場停止が決まった。この処分は来シーズンに繰り越されるため、開幕3試合の欠場が確定したことになる。 稼働率の低さとピッチ上での振る舞いを踏まえると、マウリシオ・ポチェッティーノから監督が代わるこのタイミングで主将が交代になる可能性もゼロではないだろう。