【札幌】17年以来7季ぶりの6連敗 ペトロビッチ監督「負けに値するゲームではなかった」
<明治安田J1:東京1-0札幌>◇第20節◇26日◇味スタ 北海道コンサドーレ札幌はアウェーでFC東京に0-1の3試合連続の完封負けで、17年以来7季ぶりの6連敗を喫した。後半戦の初戦で白星スタートを切れなかった。前半27分のFW菅大輝(25)の枠内シュートは相手GKの好セーブに阻まれ0-0で前半終了。我慢の時間が続いたが、後半39分に先制点を奪われ、勝ち点を逃した。FW鈴木武蔵(30)との交代でFW大森真吾(23)がリーグ戦5試合ぶりに出場し、勝利を目指して攻勢に出ようとした直後の失点だった。 ペトロビッチ監督(66)は「最下位という順位の中で、今いる現状というのは、もちろん監督である私に責任がある」と話した。 明大出身のルーキーMF田中克幸(22)がリーグ戦初先発。セットプレーのキッカーを務め、後半12分には右FKで直接ゴールを狙ったが、決めきれず。右ウイングバックには、前節23日ホーム横浜F・マリノス戦で左ふくらはぎを負傷したMF近藤友喜(23)に代わってMF田中宏武(25)が入った。同監督は「若い選手が躍動した。負けに値するゲームではなかった」と、内容には手応えを感じている様子だった。 次節は中2日の29日にホーム・アルビレックス新潟戦が待つ。近藤は肉離れの可能性もあり、ケガ人多数のチームにとっては痛手。さらに守備の中心、DF岡村大八(27)が累積警告による出場停止と厳しい状況が続くが、指揮官は「1つの勝利が浮上するきっかけになる」と前を向いた。