とんでもない才能! 欧州で大活躍する10代の逸材(5)スター軍団で完全な主力! 驚異の17歳は「まるでダイヤモンド」
優秀な若い才能は早いうちにビッグクラブのスカウトの目に留まり、10代で一流クラブでデビューする選手も多くいる。そして、トップチームでもその才能を発揮して価値を高める選手も少なくない。今回は、いま欧州で大活躍している10代の逸材をピックアップして紹介する。※成績は15日時点の『transfermarkt』を参照。各種スタッツはデータサイト『Sofa Score』を参照
MF: ウォーレン・ザイール=エメリ(フランス代表) 生年月日:2006年3月8日 所属クラブ:パリ・サンジェルマン(フランス) 23/24リーグ戦成績:18試合2ゴール2アシスト 市場価値:6000万ユーロ(約84億円) ウォーレン・ザイール=エメリは、17歳の若さでパリ・サンジェルマン(PSG)でプレーする今注目のタレントだ。 年代別フランス代表に招集されてきたザイール=エメリは、16歳で迎えた昨季、クリストフ・ガルティエ前監督の元でトップチーム入りを果たすとリーグ戦26試合に出場した。そのうち先発出場はわずか8試合と途中出場がメインではあったものの、正確なパスを散らすチャンスメイク技術とアグレッシブさで大きな爪痕を残した。 プロ2年目の今季は、ここまでリーグ戦18試合(先発出場15試合)に出場。夏の移籍市場でイタリア代表MFマルコ・ヴェッラッティが退団したことにより、中盤の主力に定着した。17歳で既に替えの利かない選手になったザイール=エメリに対して、今季からPSGを率いるルイス・エンリケ監督は「ウォーレンはまるでダイヤモンドだ。彼はまだ若いから、当然改善すべきところはある。彼はピッチ上でどこに行くべきかを知っていて、それは偉大な選手である証。彼のような選手を指導するのは簡単だ」(イギリスメディア『Onefootball.com』)と話し、その高い才能を称賛している。 PSGでコンスタントに出場機会を得たことで、昨年11月にはフランスA代表に初招集された。ジブラルタル代表との一戦で代表デビュー&初ゴールを同時に果たしたが、そのゴールシーンで相手DFの足が自身の足首に入って負傷し、まさかの20分で負傷交代。約1か月の離脱を経て現在は戦列に復帰している。
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