ローマ所属の大物FWが待望J1デビュー…浦和ソルバッケン「もう少し体のキレが必要」
[5.26 J1第16節 浦和 1-2 町田 埼玉] イタリアの名門ローマからやってきた大物アタッカーがついにベールを脱いだ。浦和レッズFWオラ・ソルバッケンは26日、J1第16節・町田戦に先発出場し、待望のJ1リーグ戦デビュー。目立ったシュートチャンスこそなかったが、64分間のプレータイムで技術の片鱗を見せ、「ゲーム感は試合をこなせば戻ってくる」と向上の余地も口にした。 【写真】「マジで美人」「可愛すぎてカード出る」現地観戦した女子アナに称賛集まる 1998年生まれのソルバッケンはローマからの期限付き移籍で来日した189cmのアタッカー。2023年1月からの半年間でセリエAの14試合に出場した実績を持つが、同年夏に期限付き移籍先のオリンピアコスで出場機会を得られず、欧州内では1シーズン2クラブまでしかプレーできないため、今年1月から半年間の期限付き移籍で浦和に加入した。 189cmの長身と決定力を持ち合わせる素材は超Jリーグ級。またノルウェー代表でFWアーリング・ハーランドやMFマルティン・ウーデゴールらとピッチに立った実績も持つ25歳の来日には大きな期待が集まっていた。ところが、プレシーズンキャンプの負傷で長期離脱。契約期間終了を6月30日に控える中、今月22日のルヴァン杯長崎戦で途中出場し、ようやく新天地デビューを飾ったばかりだった。 この日は左ウイングのポジションで先発し、DF渡邊凌磨との連係やロングボールへの裏抜けでサポーターを沸かせたほか、ボールタッチでは技術の高さも垣間見せた。その一方、自身で「もう少し体のキレが必要。普段よりもまだ疲れるのが多少早かった」と話したように、コンディションは発展途上の様子。シュートシーンはないまま1-1の後半19分にピッチを後にした。 試合後、報道陣の取材に応じたソルバッケンは「試合デビューができて非常に嬉しいが、結果には満足できていない。このような負け方は残念」と劇的な敗戦を振り返りつつ、「身体にはもちろん疲れはある。ベンチに下がるには今の自分にとって良い時間だった。次はもっと行けることを願う」と自身の状態を説明。39460人が詰めかけた埼玉スタジアム2002のムードには「最高の雰囲気だった」としながらも、「ただ皆さんには申し訳ない気持ち。勝利に値するサポートをもらっていた」と悔やんでいた。