「デザインがよい」と思う掃除機のメーカーランキング! 2位「パナソニック」、1位は?【家電のプロが解説】
All About ニュース編集部は全国20~70代の500人を対象に、「掃除機」に関するアンケートを実施しました。本記事では、その結果から「デザインがよいと思う掃除機のメーカー」ランキングを紹介します! 【10位までのランキング結果を見る】
◆第2位:パナソニック(95票)
2位には、「パナソニック」が選ばれました! 2018年に設立100年を迎えたパナソニック。ゴミ収集を効率化してくれるクリーンドックを備えたモデルや、目に見えないゴミを剥がしとるマイクロミスト機能を搭載したモデルなど、高機能の掃除機を多数扱っています。デザイン面でも、黒やグレーなどのモノトーンでおしゃれな商品が多く、モダンな住宅に置いても違和感がありません。 自由回答を見ると、「シンプルで高級感もあり部屋に置いてもお洒落なものが多いイメージです」(40代女性/愛知県)や、「スタイリッシュなデザインが多いから」(20代男性/兵庫県)といったコメントが寄せられています。
◆第1位:ダイソン(270票)
1位は、「ダイソン」でした! 「吸引力の変わらない、ただひとつの掃除機」というキャッチコピーでも有名なダイソン。工場にある集塵機にヒントを得て発明されたサイクロン掃除機は、性能だけでなくデザインも特徴的です。奇抜なカラーのモーターヘッド部分や、スケルトンなデザインが印象に残っている人も多いのではないでしょうか。 アンケート回答を見ると、「吸引力だけじゃなくてかっこいいデザインだから」(40代女性/埼玉県)や、「ダイソンは見た目が斬新で惹きつけられるものがあります」(50代女性/新潟県)、「面白いデザインが多いから」(30代男性/長野県)といったコメントが寄せられていました。
◆専門家は結果をこう見る!
今回の調査で判明した結果について、「All About」デジタル・家電ガイドの安蔵靖志さんに解説してもらいました。 ●安蔵さんのコメント 「ダイソンはグレーやガンメタリックをベースに、ブルーやレッド、イエローなどかなりビビッドな色をあしらったカラーリングが登場時に人々の目を引きました。『インテリアに合わない』といった意見ももちろんありましたが、スタンフォード大学のエベレット・M・ロジャーズ教授が提唱する『イノベーター理論』における、流行に敏感なイノベーター(革新者)層、アーリーアダプター(初期採用者)層がその先進的なデザインを支持したことで、日本の市場に広まっていったように思います。 日本のメーカーは良くも悪くも互いの動きを伺いがちなところがあり、とがったものづくりができずにおとなしいフォルムやカラーリングに陥りがちです。しかし、ダイソンが市場を席巻してからは日本のメーカーの掃除機もより挑戦的に変化してきたように思います。ダイソンの製品デザインが日本の市場や日本のメーカーに与えた影響は大きいのではないでしょうか」 ※コメントは全て原文ママです この記事の回答者:安蔵靖志 ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。記事執筆のほか、テレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。ラジオ番組の家電コーナーの構成なども手掛ける。
All About ニュース編集部