【天皇賞・秋】ホウオウビスケッツ、夏の勢い衰えず３着 岩田望「力のある証拠。これからの馬ですから」
◇２７日 第１７０回天皇賞・秋（Ｇ１・東京・芝２０００メートル） 夏の勢いは衰えていなかった。函館で２連勝し、前走毎日王冠２着から挑んだホウオウビスケッツ（牡４歳、美浦・奥村武）が絶妙な逃げで３着に入った。 二の脚を利かせて最初のコーナーでハナへ。前半１０００メートル５９秒９とスローペースに持ち込んだ。「多少力んでいたが、Ｇ１にしてはスローで行けた」と初コンビを組んだ岩田望が描いた通りの逃げ。残り１００メートルで脚は止まったもののうまく粘り込んだ。「３着は力のある証拠。これからの馬ですから。１、２着はダービー馬ですし、これから力をつけてリベンジしたいですね」と力を込めた。 重賞は今年の函館記念だけだが、昨春クラシックの戦いぶりから、素質を高く評価してきた奥村武師は「だいぶ力をつけてきたが、まだまだと思っています。いつかチャンスがある馬だと思っているので。このメンバーでやれたのは自信になりました」と内容に手応え。勢いだけでないことは、次走で証明したい。
中日スポーツ
