【天皇賞】武豊“相棒”ドウデュースへ「引退撤回してほしい」 異次元の末脚「あまりの速さに手がついていかなかった」
「天皇賞(秋)・G1」(27日、東京) ドウデュースを勝利へと導き、過去最多タイとなる天皇賞・秋7勝目をマークした武豊騎手(55)=栗東・フリー=が、俳優の佐々木蔵之介らとともにレース後のトークショーに登場した。 【写真】ドウデュースとガッツポーズする武豊 レジェンドが急きょ参戦すると、詰めかけた観客から大きな歓声がわき起こった。後方2番手から大外一気に差し切って勝利。圧倒的な強さを見せつけたレースを振り返り、「最後に外へ出したら、あまりの速さに手がついていかなかった。本当に回転が速い。上がり(3F)32秒5…それは勝ちますね」と目を細めた。 今年3月のドバイターフは5着、6月の宝塚記念では6着と不振が続いたドウデュース。「春は不完全燃焼で本来の走りができなくて悔しかったので。きょうが一番強かったんじゃないですか」と逆襲を果たしたパートナーをたたえた。 ドウデュースは今年いっぱいでの引退が決まっている。JRA通算4500勝を誇る名手は「ドウデュースのようにいいパートナーがいると、ハリが出ますね」とニッコリ。引退ロードを歩む“最強の相棒”へ、「引退撤回してほしいくらい(笑)」と呼びかけた。