【プレビュー】残留争いと優勝争い。立場は対照的も好調さは同等。大きな勝ち点3獲得を目指して湘南と広島が激突 | Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは10月18日と19日に第34節を開催。レモンガススタジアム平塚では、湘南ベルマーレとサンフレッチェ広島の一戦が行われる。
残留争いを完全に抜け出すために3連勝を手にしたい湘南と、2位との勝ち点差を開きたい首位・広島が激突する。 前節、湘南は敵地で東京ヴェルディと対戦した。試合は立ち上がりから相手のビルドアップをうまく牽制しながらペースを掴むと、攻守にアグレッシブな戦いを貫いて前半のうちに先制点をゲットすることに成功。後半には追加点を奪い、2-0で勝ち切って連勝を飾った。この結果、降格圏となる18位のジュビロ磐田とは勝ち点差「6」に。十分な差が生まれただけに、この差をしっかりとキープしながら残留を決めたいところだ。 今節は首位の広島との対戦とあって全力でぶつかっていくのみ。クオリティーの高い相手に対し、しっかりとした守備から自分たちの攻撃へのリズムを作っていきたい。インターナショナルマッチウィークもあり、この試合に対策を持って挑むはず。そこを前面に押し出していきたいところだ。注目は今季二度目のJ1月間ヤングプレーヤー賞に選ばれた鈴木章斗。4戦連発が懸かった試合で結果を残せるか注目だ。 一方、広島は前節、アウェイで磐田と対戦。リードしながら一度は試合を振り出しに戻される嫌な展開となったが、ゲーム終盤に加藤陸次樹の今季7得点目が生まれて最終的に競り勝ち、11戦負けなしとなった。チームとしては攻撃陣の好調に加え、磐田戦ではゲーム終盤に守護神の大迫敬介がファインセーブで切り抜けるなど、攻守のキーマンたちが躍動。この流れを最後まで続け、優勝にたどり着きたいところだ。 そして、今節を前に大きなチャンスが到来した。金曜日ゲームで2位のヴィッセル神戸がFC東京に敗戦。この試合に勝利すれば勝ち点差を「4」に開くことができる。残り5試合という状況の中、ここで差を離すことは大きなアドバンテージとなる。今節は負けられない一戦となりそうだ。ただ、残留争いをしているとはいえ、湘南は侮れない相手。相手の巧みなプレスをいかに回避して攻撃を繰り出していくかがポイントになるだろう。 互いに勝ち点3が欲しい一戦。注目の試合は19日15時キックオフだ。