【約1か月で収穫】ざる&ボウルを使ってミズナを育てる
畑も庭もベランダも、プランターもなくてOK。それでも、野菜は育てられます。キッチンの片隅で、空き容器を活用して手軽にちょこっと、野菜を育ててみませんか。園芸家の深町貴子さんが『やさいの時間』で連載中の「キッチンの片隅でお手軽野菜を育てる」。 今回は、ざるとボウルを使って、100円ショップでも買える発泡煉石(はっぽうれんせき)にミズナのタネをまいて育てます。間引きも追肥もしなくてOK!約1か月で収穫できます。10・11月号から、一部抜粋してお届けします。 みんなのミズナ栽培の写真
タネまき前の準備
ざるとボウルを重ねて、縁より2cmほど下まで発泡煉石を入れ、水が茶色く濁らなくなるまで洗います。 *発泡煉石は、100円ショップでも購入できる園芸用資材。無菌、無肥料で清潔なので、病害虫が発生しにくい。今回は、小粒~中粒が混じった製品を使用。
ざるの形に合わせてキッチンペーパーを切り、発泡煉石の上にのせ、まんべんなく水をかけて吸水させます。ボウルの底に、水が1~2cmたまるくらいが目安。
表面を平らにならしたら、キッチンペーパーの上に、1cm間隔で容器全体にタネをまきます。保湿と保温を兼ねて、ラップフィルムをふんわりとかぶせ、約1週間後、発芽したら外します。
ボウルの底に水がなくなったら1~2cmたまるように水の管理をしながら、約1か月間育てれば、収穫適期に。用意した道具や詳しい育て方は、10・11月号で紹介しています。 教えてくれた人/深町貴子(ふかまち・たかこ) 園芸家。神奈川県生まれ。「植物の育て方を知るより、育ち方を知ろう」が信条。柔軟な発想で手軽で自分らしい野菜作りができるヒントを提案する。『深町貴子のプランター菜園BOOK』(NHK出版)など著書多数。 ●『やさいの時間』2024年10・11月号「キッチンの片隅でお手軽野菜を育てる」より