大学受験生の親がすぐに実践できる! 子どもの勉強モチベーションアップ方法
子どもの勉強モチベーションアップ方法1:限界を乗り越えた実例を伝える
受験勉強を続けていくなかで、「どんなに勉強しても結果が出ない」「この成績では志望校に受からない」などと、あたかも“限界”にぶち当たったかのように感じ、受験に対するモチベーションを失ってしまうことがあります。 子どものやる気を取り戻すためには、まず気持ちがプラスの方向に向くような言葉をかけてあげることが必要です。「今はまだ結果が出ていないけれど、もう少しすればきっと努力の成果が現れるはず」などというように、ぜひ強く励ましてあげてください。 また、子どもが限界を乗り越えるために、必要となる適切なアドバイスやサポートを行うことも求められます。受験生が限界を感じている場合、その原因となっている問題の多くは十分に克服することが可能ですし、しかも克服に役立つ情報は、インターネットで手軽に入手することができます。 現在、高校2年生で偏差値50の子どもが、早稲田大学の受験を考えたとします。おそらく「この偏差値では早稲田に受かるのは無理だろう」と思う人は少なくないはずです。しかし、インターネット上には、偏差値50台どころか30台、40台から勉強をスタートして早稲田大学に受かった受験生の体験記が存在しますし、それを実現する方法、すなわち偏差値を飛躍的に高めるための具体策も見つけることができます。 そうした情報に触れることによって、「ああ、自分もこのような方法で勉強すれば、成績を上げられるかもしれない。よし、もう一度がんばってみよう!」とやる気を取り戻すかもしれないのです。 子どもが限界を感じてモチベーションを失ってしまった場合には、他の受験生が限界を乗り越えた実例や、乗り越える手段があることを伝えてあげるとよいでしょう。 ただし、インターネットに上がっている情報はごく一部の成功例であり、なかには広告・宣伝目的の話も含まれていることを忘れないでください。インターネットの内容を鵜呑みにしてしまうと、逆にうまくいかない場合もあります。 また、インターネット上ですすめられている勉強方法をまねしてみても、疑問点を相談できる人が身近にいるかといった個人的な事情が異なれば、結果も変わる可能性があります。あくまでも「◯◯という方法もあるみたい」などと、参考程度に教えてあげるのがよいでしょう。