早くも別格! J2、今夏の大当たり新戦力(1)2部レベルじゃない!? 地元凱旋でえぐい活躍
夏の移籍ウインドーでJリーグの各クラブは不足している戦力の補強を実施した。負傷離脱者の穴埋め、下位から抜け出すための即戦力、優勝を狙ううえでのラストピース――。各クラブの判断の是非は、シーズン終了時の立ち位置によって明らかになるだろう。今回は、J2リーグにおける今夏の大当たり新戦力をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
MF:土居 聖真(どい・しょうま) 生年月日:1992年5月21日 現所属クラブ:モンテディオ山形 前所属クラブ:鹿島アントラーズ 加入後リーグ戦成績:9試合4ゴール1アシスト 土居聖真は今夏、20年過ごした鹿島アントラーズを離れ、モンテディオ山形好調の原動力となっている。 ジュニアユースの頃からアントラーズのアカデミーに所属していた土居は、そのままユース、トップチームに昇格し、2011年にリーグ戦初出場を記録。そこからトップ下を主戦場にアントラーズ一筋でプレーし続け、同クラブでの通算出場試合数は464を数えている。 しかし、今季は名古新太郎の台頭もあり試合終了間近に途中出場するケースが増加。第24節終了時点で271分のみの出場時間に留まっていた。そんな中、土居は山形へと移籍。32歳で決断した地元クラブへの電撃移籍には、同選手の覚悟が見て取れる。 第25節ファジアーノ岡山戦で山形でのデビューを果たすと、同試合ではいきなりJ2初得点を記録。トラップなどの技術や裏への動き出しは、名門クラブのレギュラーを長年務めてきただけあってJ2の中でずば抜けており、ここまでリーグ戦8試合で4ゴールを記録している。土居の活躍に合わせてクラブも上昇気流に乗っており、加入時13位だったリーグ順位は8位まで上昇。まさに「救世主」というべき活躍を見せている。
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