全国高校サッカー、優勝候補の大津が2発快勝…J清水入り内定・嶋本の活躍に監督「結果を出すのはさすが」
第103回全国高校サッカー選手権大会(読売新聞社など後援)は、31日、2回戦の全16試合が行われ、高川学園(山口)が前回優勝の青森山田(青森)を破り、3回戦に進んだ。初出場の東海大相模(神奈川)が試合終了間際のゴールで草津東(滋賀)を破って大会初勝利。阪南大(大阪)は新潟明訓(新潟)に大勝し、帝京(東京B)、流通経大柏(千葉)、帝京大可児(岐阜)も快勝した。矢板中央(栃木)は日章学園(宮崎)に競り勝ち、東北学院(宮城)、松山北(愛媛)、大津(熊本)なども勝ち上がった。3回戦は2日、首都圏4会場で8試合が行われる。 【表】試合結果とメンバー表
成長続ける大黒柱
優勝候補に挙げられる大津が、順当に勝ち上がった。立役者は、10番を背負うMF嶋本だ。
後半に均衡を破った。51分、左CKでキッカーを務めるとファーサイドのゴールポストぎりぎりに蹴り込み、DF野口の頭に合わせて先制点につなげた。
その9分後、右サイドを崩したMF舛井からの中央へのパスに嶋本が合わせた。ダイレクトで押し込んで貴重な追加点をもたらし、山城監督は「結果を出すのはさすが」とたたえた。
J清水への加入が内定している。U―19(19歳以下)日本代表候補メンバーにも選ばれ、選手権前には合宿にも参加。「頭が疲れる」と話す質の高いプレーも吸収し、成長を続ける。
「どんどん結果を出していくのが本当のいい選手。結果にこだわっていきたい」。大黒柱が高みを目指して戦う。(平島さおり)