センバツ高校野球 文字で選手を応援 プラカード、東海地区の3校名揮毫 高田高書道部思い込め /三重
3月18日に開幕する第95回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)で、高田高(津市一身田町)書道部が、入場行進で使う東海地区の出場3校のプラカードの文字を揮毫(きごう)した。部員3人が、出場選手への思いを込めて筆を運んだ。【原諒馬】 揮毫は例年、「書の甲子園」として知られる「国際高校生選抜書展」で優勝した10校が分担している。今回は22年度東海地区・団体の部で初優勝を飾った高田高書道部が、東邦(愛知)、大垣日大(岐阜)、常葉大菊川(静岡)の3校名の筆を執った。高田高が担当するのは書道部の創部以来初めて。顧問の百地拓也教諭が部員に希望者を募ったところ、3人が立候補した。3人は満足がいくまで何十回も書き直して完成させたという。 大垣日大を担当した3年の中川翔大さん(18)は「自分の字で誰かに元気を与えたい」と手を上げた。「『大』が二つあるが、後者を大きく書いて、最後まで粘り強く戦ってほしいとの思いを込めた」とこだわった。 東邦を担当した1年の長谷川真理さん(16)は「太い線で横長に書くことで、力強さを表現した」と話した。 常葉大菊川を担当した1年の森あずささん(16)は「線の長さと太さを意識し、全5文字のバランスをそろえた」と振り返り、「今まで頑張ってきたことを思い出して、活躍してほしい」とエールを送った。 〔三重版〕