バレエの「アームス」で背中を柔らかくしてバストアップ!【40代・50代の骨盤を整える「床(ゆか)バレエ」⑫】
年齢とともに胸がそげて、バストが垂れてきた…と悩んでいないだろうか? そんな人は肩甲骨や背中が硬くなっているのかもしれない。バレエ特有の腕の使い方=アームスを組み込んだ「床(ゆか)バレエ」で、優雅に硬い背中をほぐそう。肩甲骨の動きがよくなると垂れたバストが引き上がって、首すじやデコルテもきれいなラインになる。バレエ王子・竹田純さんにバレエの「アームス」で背中を柔らかくしてバストアップする方法を教えてもらった。
どうしてバストが垂れてくるの?
「バストは胸の筋肉以上に脇や背中の筋肉で、高い位置に持ち上げられています。ところが猫背がクセになると背中が丸くなり、背中まわりの筋肉がカチコチに。脇の筋肉も硬く縮むので、バストを支えることができず、胸が垂れてきてしまうのです」(竹田純さん)
背中を柔らかくするには肩甲骨をよく動かすこと
今回紹介する「床バレエ」は、バレエの「アームス(=優雅なバレエの腕の動かし方)」を活用しながら、硬くなった背中をほぐすエクササイズだ。肩甲骨から腕が生えると思って腕を大きく動かすと、硬い背中の筋肉がほぐれて、柔らかくなる。
背中と脇をほぐしてバストアップ【バレエアームス】
腕を重ねたときに、右腕が上の場合は顔を右向きに、左腕が上の場合は左向きにする。そうすることで背中、脇、首の筋肉をひねりながら広範囲に刺激!
1.あぐらで座り、両手を横に広げる 床にあぐらをかき、下腹に力を入れて、骨盤を立てて座る。両手は手のひらを後ろに向けて横に広げよう。あぐらをかくのがつらければ、椅子に座ったり、立ったり、正座で行ってもOK。
2.両腕を胸の前で交差させて顔は右を向く ひじを緩めてゆっくりと両腕を横から前へ動かしながら、右腕が上になるように胸の前で両腕を交差させる。腕を交差させるときは肩の高さが変わらないように意識しよう。顔は腕の動きに合わせてゆっくりと右に向ける。
3.腕をゆっくりと元の位置に戻す 手のひらを後ろに向けたまま、腕をゆっくりともとの位置に戻す。
4.顔を左に向けて両腕を前へ 次に腕を横から前へと動かしながら、顔は少しずつ左を向こう。